前回に引き続き、今回もキラキラネームに関するお話です。
今回は、キラキラネームのマイナスな点をお話しします。
キラキラネームの不利な点
- ・事故に遭ったとき
- 名前が正しく読めないことが多かったり、聞き取りにくかったりすることから、身元確認に時間がかかるということがあります。
- ・電話で自分の名前を言うとき
- 私の場合「浩則(ヒロノリ)は、さんずいに忠告の告に、規則とか法則の則です」みたいな感じで簡単に言えます。
難しい漢字だと、説明がものすごく難しくなってくるし、やりとりがものすごく大変になると思います。 - ・就職面接
- もしも、私の会社に面接にきた子が「私の名前は山田ピカチュウです」と言ってきたら、偏見と言われてしまうとそれまでですが「良質な教育を受けていないのではないか」と思ってしまいます。
キラキラネームは心理的な負担がある
キラキラネームを背負っている子どもたちが心理的な負担を受けているということがあります。
2019年の戸籍の統計によると、年間5,785人が改名申請をしています。
自分の名前が嫌だから変えたいということです。
あとは、名前によってバイアスがかかるときがあります。
例えば「学くん」という名前の子が「自分はガリ勉にならなくちゃいけないんじゃないか」「スポーツをやっちゃいけないんじゃないか」と、バイアスがかかってしまうということがあります。
これは、キラキラネームに限らずあることですが、変な名前になると、余計にバイアスがかかってくるということです。
キラキラネームによる心理学的なマイナス
「名前はポジティブにもネガティブにも作用することがある」ということがアメリカの統計調査で出てきています。
例えば、「K」がつく名前の大リーガーの人は三振が多かったんです。
三振はスコアブックに「K」と書くからです。
あとは「C」「D」がつく場合、成績でCやDといった悪い成績をとりやすいということがあったそうです。
「名は体を現す」と言います。
自分の名前は、一番書くし、一番読むし、そういった固定観念を強く持ってしまうことはあると思います。
名前が持つ影響は想像以上に大きいものになりますので、親御さんには、変わった名前をつけることは避けてほしいと思います。