前回に引き続き、今回のIT用語は「KJ法」です。
KJ法の流れ
まずは、あがったアイデアを付箋に書きます。
例えば「回転寿司の新メニューを考える」場合、「デザート」と言った人がいたらデザートと書き、「ラーメン」と言った人がいたらラーメンと書きます。
1枚の付箋に、1つのアイデアを書きます。
そして「関係のありそうなもの」「似たようなもの」ごとにグループに分け、最後にグループに「見出し」をつけます。
文化祭の例
テーマ「何の出し物をするか」
ブレストをした結果、出たアイデア
「映画・漫才・縁日・インスタ映え・たこやき・映画・女装・タピオカ・お化け屋敷・バルーンアート」
このアイデアをすべて付箋に書きます。
次に「似たようなもの」ごとにグループに分け、見出しをつけます。
【アトラクション】お化け屋敷、縁日
【食べ物】たこやき、タピオカ
【展示】映画、バルーンアート
【パフォーマンス】漫才、バンド
・女装
・インスタ映え
【食べ物】たこやき、タピオカ
【展示】映画、バルーンアート
【パフォーマンス】漫才、バンド
・女装
・インスタ映え
このような様々なアイデアを見て「たこやきとタピオカを売るお店にしようか」「お化け屋敷をして、その外に縁日をつくろうか」など、そのようなアイデアが出てきます。
女装やインスタ映えのように、どこにも属さないアイデアもあります。
このようなアイデアは脇に置いておき、あとから意見を乗せるということもあります。
例えば、バルーンアートをすることになったとしましょう。
それがすごくきれいならインスタ映えしますよね。
そこでバルーンアートとインスタ映えが繋がります。
いろいろなアイデアを結びつけて結論に向かうことができるのも、体系づけてまとまっているからです。
斬新なアイデアが生まれることもあるので、KJ法でまとめていくことが大事です。
KJ法のメリット
アイデアを可視化できる
付箋に書いて可視化することで「どのような意見が出たのか」が、見てすぐに分かります。
論理的にまとめられる
グループ化すると、分かりやすく、体系づけて見ることができます。
課題や問題点を抽出できる
アイデアを見ていると、課題や問題点も見えてきます。
学校で話し合いをするときに、ブレーンストーミングやKJ法を使ってテーマから結論に結びつけてみてください。
その経験をしておくと実際に社会に出たときにもビジネスで活用できるでしょう。
その経験をしておくと実際に社会に出たときにもビジネスで活用できるでしょう。