今回は、宿題との向き合い方についてお話しします。
①宿題はやらなくても良いと伝える
私が小中学生の頃は、自分の興味のあること、やりたい宿題だけをやって提出し、あとは「家に忘れた」などとごまかしていました。
それでも、中学では学年1位、高校は県内で有数の進学校に進みました。
私自身、意味のないことや、目的が分からないことをするのが、子どもの頃から嫌でした。
しかし、先生に堂々と意見を言う勇気はありませんでした。
でも、出された宿題の何倍以上の勉強をしていたという自負はあります。
私は自分の子どもには「やりたくなければやらなくて良い」と伝えています。
無意味だと思えばそれで良いし、自分でやるべきだと思えばやれば良いと思っています。
大事なことは「子ども自身に決めさせること」です。
言われたからやるということを続けて、自分で責任が取れない大人になってしまうことは不幸なのではないでしょうか。
②ルールを変えて宿題をやらせる
子どもが宿題をやるという場合は、ルールを変えて宿題をやらせましょう。
例:算数の問題を1問でも間違えたら…
- 間違えを教えず全てやり直す
- キッチンタイマーで時間制限を設ける
⇒集中力や時間管理能力が身につきます。
例:算数の問題をエクセルで解く。
例:書き取りの漢字を使った文章をネット検索。
⇒ゲーム性の高いやり方も良いでしょう。
③勉強は楽しいものだと認識させる
Nozomiでは、ほとんど宿題を出しません。
強制的に出された宿題や、その子の課題から外れた宿題は時間の無駄だからです。
宿題を出すときは「その宿題によって課題が明確に克服されるとき」だけです。
そして、宿題をやるかやらないかはその子の判断に委ねています。
Nozomiに通ってくれている子に「プログラミングは楽しい」と思ってもらい、自発的にやるように促しています。
宿題は
- 「目的をしっかりと伝える」
- 「楽しく自発的に行うように誘導する」
- 「やるかやらないかは子どもに判断させる」
最もやってはいけないことは、学校からの要望や子どもの体裁ばかりを考えて、親が思考停止状態になることです。
子どもに「意味のない宿題はやらなくていい」と伝えても「やらないと先生に怒られる」と言う子どももいるでしょう。
そんなときは、親が子どもの味方になってあげる勇気も必要でしょう。