今回は、今まで5000人の子どもたちを見てきた岩井社長に「良くない勉強法ベスト5」第1位を教えていただきます。
第1位「学校の授業(先生の話)を聞かない」
- 岩井社長
- これは最悪です。
裏返しですが、うちの塾の子どもたちは、塾の授業をものすごく真剣に聞くんです。
なぜかというと、聞かざるを得ないんです。
そういう子に育てているんです。
授業を聞かないと駄目になることが目に見えています。
学校の授業を聞かない子は、本当に成績が伸びません。
これも僕です(笑)。 - なかのりPG
- ある意味、反面教師なんですね。
- 岩井社長
- 僕は、愛知県の一番偏差値の高い学校に行っていました。
シミズくんという友達は、僕と同じくらい遊んでいたのに、いつもトップだったんです。
「なんで?」と聞いたら「お前は授業を聞いていないじゃん」と。
そういえば、彼は、一番前に座って、腕を組んで、じーっと先生の授業を聞いているんです。
僕は、一番後ろに座って、早弁をしていたんです。
この差だけなんです。彼は「学校の授業さえ聞いていれば、内容は8割分かる」と。
これは真理だと思いました。
その体験があったから、子どもたちに「授業を聞いていれば大丈夫だから」と言えるようになりました。 - なかのりPG
- 学校の授業を聞かなくても、塾の先生がうまいから、塾だけやっていれば良いと思う子もいると思います。
それは駄目ですか? - 岩井社長
- すごく無駄ですよね。学校の先生の授業をちゃんと聞けるようになれば、8割方分かるんです。
そしたら、あと2割だけ塾で理解すれば良いんです。それが効率の良い勉強だと思います。
おすすめの勉強法「とにかく授業を聞くこと」
- なかのりPG
- ちなみにおすすめの勉強法はありますか?
- 岩井社長
- 「とにかく授業を聞くこと」です。
そうは言っても、なかなか一生懸命聞こうとは思えないんですよ。
1時間、50分、ずっと集中できる子はいません。
だから、僕は割り切って「子どもたちを集中させて、精神を研ぎ澄ませて打ち込ませるのは20分」と決めています。
残りの30分は、僕が馬鹿話をしたり、子どもたちが黙々とする時間にします。
子どもたちがそのやり方に馴染むと、学校の授業も聞くようになります。
うちの塾は、成績がものすごく伸びると言われていますが、ノウハウは「ちゃんと授業を聞く生徒にさせること」だけなんです。 - なかのりPG
- 授業を聞く習慣をつけることが大事なんですね。