今回は「子どものうちからどのようなことをやれば創造力が身につくか」というお話です。
前回、3つのうちの1つを紹介しました。今回は残りの2つを紹介します。
シンプルな遊びが創造力を育む
児童教育心理学者のシャーロット・レズニック氏は
「創造力を鍛えるためにはシンプルなゲームや遊びを推奨する」と言っています。
最近は、僕らが子どもの頃にはなかったような凝ったおもちゃ、ハイテクなおもちゃがありますが、
シャーロット・レズニック氏は「レゴ」や「積み木」が良いと言っています。
レゴや積み木はものすごくシンプルですが、いろいろなものが組み立てられます。
レゴによって車をつくる子もいれば、動物をつくる子もいる。
積み木によってお城をつくる子もいれば、小さい家をつくる子もいる。
凝った遊びよりもシンプルな遊びのほうが創造力が磨かれると言われており、そういった遊びを推奨しています。
不便から生まれる新たな創造
「不便さは創造力の母」と言われるように、不便なことから新たな創造が生まれることが圧倒的に多いんです。
例えば洗濯機。洗濯機がない時代は、洗濯板でゴシゴシ洗っていましたよね。
今と同じ量の洗濯をするには半日かかったそうです。
洗濯板でゴシゴシしたりゆすいだりしている間は、他に何もできません。
それは時間の無駄だということで考えられたのが洗濯機です。
洗濯機に放り込んでおけば、料理や子育て、他のことができるということで、すごい発明でした。
不便な環境があったから、洗濯機という新たな発想が生まれ、創造ができたということです。
不便な環境に身を置くということはすごく重要です。
あえて不便な環境をつくる重要性
最近は便利な時代で、不便な環境がどんどん損なわれ、子どもの創造力が身につく環境がなくなっています。
その中で僕がおすすめするのは「キャンプ」です。
子どもたちをキャンプに連れていき、お手伝いをさせるということは、不便さから学ぶことがたくさんあり、創造力を磨くためにはすごく重要です。
特にファミリーキャンプがおすすめです。
普段接しない人とのコミュニケーションが生まれることは、子どもの創造力を磨く上ですごく良いです。
サッカーやキャンプ場でやる魚釣りなども良いですよね。
あえて不便な環境をつくって、子どもに創造力を磨かせることがすごく重要です。