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【簡単習得】速読のコツとトレーニング|速読術のやり方【子ども・教育】①

前回、速読の必要性と速読に関する誤解をお伝えしました。
「速く読み、かつ理解する力」を「速読解」と言います。
今回は、科学的根拠のある速読解の身につけ方についてのお話です。

速読解とは

速読解は、先天的に備わった特殊能力でもなく、超人的な能力でもありません。
人間にもともと備わった潜在的な能力を科学的に引き出すトレーニングによって、脳が一度に読める量を増やすという手法です。

例えば、マラソンも最初は時間がかかっても、トレーニングをすれば、誰でもタイムを縮めることができます。
速読解もしっかりと科学的根拠のあるトレーニングを積めば、3~7倍くらいの速度で読めるようになります。

速読解の仕組み

速読解の仕組みを理解するために、本を読むメカニズムを細分化すると……

  1. 目で文字を見る
  2. 文字を頭の中に記憶する
  3. 記憶した文字を理解する

本を読むときはこれを繰り返します。

例えば樽の水を飲むときは

  1. 樽の水を汲む
  2. 水を口の中に含む
  3. 口の中の水を飲む

樽の水を飲むときは、おちょこ、コップ、ジョッキという順番で容器を大きくして、一度に汲める水の量を増やしていく必要があります。

眼球のトレーニングについて

速読解において一目でたくさんの文字を見ることができるようにするために行うのが、眼球のトレーニングです。
様々なトレーニングがありますが、一般的には視幅拡大トレーニングがあります。
「一目で見える文字数を増やす」トレーニングです。視幅とは視野の広さです。
文字を速く読むためには、文字がぼやけずに見えることのできる視幅を広げることが重要です。

つまり、今まで1文字ずつ読んでいた文章を、単語単位、一文、段落といった塊で捉えられるように、まずは樽の水を汲む容器を大きくしようということです。

文章を高速で読むために、文字や単語を瞬時に識別したり、視野の感覚を鋭くする必要があるため、動く物体を見る動体視力を鍛えるトレーニングも行います。