前回に引き続き「どうなる情報科目」というテーマでお話をします。
情報科目は社会で生きていくために必要な素養
情報処理学会情報入試委員長の筧捷彦氏は「プログラミングやネットワークへの基本的な理解、情報の適切な発信や管理などの知識は、情報化社会で生きていくために必要な素養だ」と言っています。
つまり「受験科目に情報を追加せよ」と言っています。
単に大学に行くために必要だから勉強するのではなく、社会で生きていくために必要な素養であるということです。
「ただ、残念ながら、高校は大学入試で出題されない科目や教科を軽視する傾向がある。2006年には情報などの必履修科目を大学入試に必要ないとして教えなかった問題が全国の高校で相次いで発生した」と言っています。
このように、情報がいくら大事だと言っても、大学入試に入ってこなければ教えないというのが、今の高校のやり方だということです。
そのようなこともあり「受験科目に情報を追加せよ」と言っているんです。
サンプル問題を解いてみて
実際に情報科目が大学入試に出題されるときに、どのような問題が出題されるのか、サンプル問題が出ています。
私が解いてみました。
- 難易度
- ITパスポート < サンプル問題 < 情報処理技術者試験
- プログラミング
- プログラミング言語はたくさんありますが、仮想言語を使用しているため、どれが一つを選んで、馴染みやすい言語で勉強すれば良いでしょう。
- 問題傾向
- 図表が多く、問題文が長いのが特徴です。
数学や情報の用語などの基礎知識がないと解けず、用語が分からないとそこで引っかかってしまいます。
今後の令和の新教育チャンネルでは、情報科目で出てくるIT用語を解説していく動画をたくさんあげていきます。
今、小学生、中学生の子たちは、もうすぐ直面する問題なので、情報から逃げずにしっかりと勉強していきましょう。