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マンガよりも活字の本(読書)の方が優れている3つの理由|子育て・教育②

前回、活字の本(読書)の良さをお伝えしましたが、今回はその続きです。

読書は思考力が上がる

知識を知っているだけではなく、それをどのように生かすかという思考力も大事です。

例えば、健康に関する本を読んで「人間に必要な栄養素で最も重要なのはタンパク質だ」という知識を得たとします。
それを得ただけでは意味がありません。

「じゃあ、タンパク質を摂取するために何を食べたらいいんだろう」
「良質なタンパク質をとるためにはどうしたらいいんだろう」と考えたり
「良質なタンパク質が簡単に摂取できるスムージーのようなものがあれば売れるのでは?」とビジネスにまで転用したり。
このように知識を膨らませて思考することが大事です。

マンガは、絵があるため、思考作業をさぼっても頭に入ってきます。
しかし、活字の場合、絵が少ないぶん、状況を想像したり、意味を理解したりするために、常に思考しておかないといけません。
こういったことからも、活字の本を読むことが重要だと思います。

情報操作されない人間になる

2012年以降、読書時間0の大学生がものすごく増えています。
2012年はスマホ元年です。
2008年7月に日本ではじめてiPhoneが売られました。
そこから数年、一般的にスマホが浸透しはじめた年とも言えます。
つまり、読書をしていた今までの時間が、スマホを見る時間に置き換わったということです。

では、大学生はスマホで何をしているかといったら、TwitterやFacebookやInstagramで写真を見ています。
SNSの情報は、いかにたくさんの人に見てもらうかが大事なので、信ぴょう性が精査されていません。
つまり、良質な情報もフェイクニュースも混ざっています。
そして、良質な情報よりも、フェイクニュースのほうがインパクトがあるため、拡散されやすいです。

知識がない人は、良質な情報とデマの情報を見極めることができず、フェイクニュースを信じて、騙されてしまいます。
本来の情報操作の意味とは違いますが、これこそが気づかずに行われてしまっている情報操作なのではないかと思っています。

活字の本を読んで知識を溜めたり、論理的な思考力をつけたりしておくと、情報の真偽を見極めることに役立ちます。
どんなときでも論理的に物事を捉え、意思決定ができる人間は、本を読んでいます。
月に1冊でも良いので、活字の本を読んでみましょう。