今回は、岩井社長にきていただいて、岩井社長の塾「LABO7」についてのお話です。
LABO7の特徴的な点、工夫していらっしゃる教育方法についてお聞きしました。
テーマは「先生が教えない」
- 岩井社長
- LABO7は、2020年の大学入試対応で、先生が教えないということをテーマにしています。
子どもたちのコミュニケーション能力を高めるための授業を目指しています。
授業とは言わないかもしれません。 - なかのりPG
- まさしく「アクティブラーニング」ですよね。
- 岩井社長
- いわゆる「アクティブラーニング」「ICT教育」「反転学習」。
この3つのキーワードを全部ぶち込んでつくったのが「LABO7」です。
主要科目5科目+1科目
- 岩井社長
- 中学生は、普通、主要5科目指導ですが、LABO7は主要6科目です。
英・数・国・理・社この5科目プラス「コミュニケーション」という授業があります。 - なかのりPG
- コミュニケーション?
- 岩井社長
- はい。この授業では、約1カ月かけて「LABO7版マネーの虎」をやります。
子どもたちに、あるテーマをもってビジネスアイディアを考えさせて
「僕にプレゼンしてこい」「希望金額はいくらだ?」と。
僕は現金を積んで、実際のマネーの虎と同じことをします。
LABO7版マネーの虎は、虎が岩井社長1人、志願者が3~4人の生徒です。 - なかのりPG
- 金額はどのくらいなんですか?
- 岩井社長
- 僕の記憶では、1,000万くらいだったと思います。
これをやったときは、最後、感動しました。
素晴らしい提案をしてきた子どもたちがいました。
「1コイン子ども食堂」。
単純に、親が共働きしている子どもたちが、夜になって栄養価のある食事を500円で食べられるという話だけではなくて。
そこで物をつくるのは、近隣に住んでいるお年寄りなんですよ。
その人たちが、ほとんど報酬を得ずに「子どもたちと接することができる」ということで、そこで物をつくる。
これは「絶対に社会貢献になりますよね」という話に結びつくんですよ。
彼らが、途中からそれを言い出したときに、鳥肌が立ちました。 - なかのりPG
- 「社会貢献」の気持ちがあるんですね。
- 岩井社長
- 収益のことだけを考えているのではなくて
「子どものためにはこういう良さがある」
「お年寄りのためにはこういう良さがある」
「これが、このレストランの中では融合されて完成する」
という提案を中学1年生の子がしました。
非常に感動しました。ノーマネーでフィニッシュしましたけどね(笑)。