無料体験

【解説】車の自動運転化で運転手もトヨタもなくなる?②

今回は、自動運転と自動運転によって起こるであろう変化についてのお話です。

①自家用車を持たなくなる人が増える

自家用車を持つことでどれくらいの費用が発生するか、ご存知でしょうか?

例:軽自動車
購入するときの車両代や税金⇒約100万円
駐車場代、ガソリン代、保険料、自動車税、車検代、メンテナンス費などの維持費⇒年間約40万円
5年間乗ると約300万円

一方で、自家用車の平均稼働率は4,2%程度と言われています。
近い将来、自動運転車が一般化すると、自動運転バス、自動運転電車、自動運転タクシーなどの定額利用サービスが生まれ、
自家用車を持たなくても好きなときに好きな場所に自由に移動できるようになります。

これをMaaS(Mobility as a Service)と言います。
2018年に政府が掲げた「未来投資戦略2018」の中で、このMaaSについて積極的に投資をしていくことを発表しています。
MaaSが普及し、自動運転車のシェアリングサービスがはじまれば、
自家用車の保有台数86%減、新車販売台数50%減と予想されています。

➁様々な職業がなくなる

自動運転の発達によって失われる職業が多く出てきます。
まずは、タクシードライバーです。これは、自動運転タクシーができたとたんに、一気に必要のない職業と化してしまいます。
また、トラックも自動運転化されるようになると、トラック運転手も不要になります。
このように、運転手という職業は、どんどん衰退していく職業と言えるでしょう。

ちなみに、Amazonは、今年の8月末に、ドローン配送サービスがアメリカの連邦局から正式な認可を受けたことを発表しました。
イギリスでは、すでにドローン配送のテストに成功しているので、これからはドローンなどを使った自動配送も一般化していきます。
そうなると、配送スタッフも消えていく職業になります。

また、意外なところでは、駐車場ビジネスが衰退していきます。
自家用車保有台数が少なくなるということは、単純に車の台数がどんどん減っていく傾向になり、駐車場が余るようになります。

このように様々な職業がなくなったり、衰退していくことになるでしょう。