無料体験

【情報Ⅰ#66】画素(ピクセル)とは?画像のデジタル表現について|情報1の授業動画【高校・共通テスト対策】プログラミング

  • 前回は、解像度についてお話ししました。 解像度とは画像(マス)の密度のことで、その単位として、1インチあたりのマスの数を示すdpiが使われます。 dpiが高くなれば、画像のきめ細やかさは増しますが、当然容量も増します。解像度を設定する際は、その画像の用途によって値を決めるのが良いでしょう。 本日は、解像度との関係が深い画素について、詳しくお話ししていきますよ。

①画素とは?

  • 前回説明した解像度は、どのくらいのマスが密集しているのかを1インチ辺りのマスの数で数値化しましたよね?それに対し「画素」は、画像の最小単位のことで、画像や画面全体のマスの数のことを「画素数」と言います。 例えば、iphone14シリーズのカメラは4800万画素です。 これは、iphone14で撮影した画像1枚の写真に使われるマス目の数が、4800万個ということなのです。 また、画素のことをピクセルとも言いますが、言い方が違うだけで意味は一緒です。 数字とセットになると、1000ピクセルと表現されます。pxという単位表記をすることも多くあります。 ああ、見たことあるかも。 また、Windowsでこの画像の画素数を調べるには、画像のプロパティを表示すると確認できます。 他には、、画素数と解像度を組み合わせて計算することで、綺麗に印刷できる紙の大きさを調べることもできます。

②画素数が高いことのメリット

  • ここで注目してほしいことは、画素数が高ければ、大きな紙への印刷や大画面にも対応できるということです。 分かりやすく説明するためにテレビを例に出しましょう。 4Kテレビや8KテレビのCMを見たことはありますよね? 4Kと8K、何が違うのかというと、画素数が違います。 例えば、フルHDと呼ばれている2Kのテレビは、横1920画素、縦1080画素の構成でできています。 つまり、1920×1080=約207万画素となります。 ちなみに、HDはHigh Definitionの略で、日本語では「高精細」という意味になります。 また、2KのKはKgのように×1000を意味しています。これは横の1920画素がおよそ2000画素なので、2Kと呼んでいるのです。 次に、UltraHDと呼ばれる4Kテレビは、横3840画素、縦2160画素の構成でできています。3840はほぼ4000になるので、4Kテレビと呼んでいます。 全体では、3840×2160=約829万画素となりますね。 一般的に、4Kテレビは40~80インチのテレビに適していると言われます。 しかし、4Kテレビを買ったとしても「見るもの」が4Kに対応していなければ意味がありません。
  • え?そうなの?
  • 例えば、AmazonPrimeVideoの映画を見る場合、4Kに対応している作品にはUHDという表記があります。 こちらの表記があれば、4Kテレビで高精細な映画が見られるということですね。

③4Kや8Kは本当に必要?

  • さらに最近話題の8Kテレビ。これはさらに倍の、横7680画素、縦4320画素の構成でできています。 8000×4000=約3200万画素となり、「スーパーハイビジョン(SHV)」とも呼ばれ、現在において「テレビの最終形」と考えられています。 ですから、100インチくらいの大画面テレビもキレイに見られるということなんですね。 ただし、8K放送は現在のところ、数えるほどのチャンネル数しかありません。今後8Kテレビが普及していけばコンテンツも充実していくと想定されますが、まだまだ少ないのが現状です。 それに、テレビだけではなく、チューナーやアンテナも8Kに対応したものに買い換えなくてはなりません。 このあたりは今回の本題から脱線しますし、話が長くなりそうなので、興味のある方は家電量販店に行って聞いてみてください。 そもそも、4Kや8Kのテレビが本当に必要なのかを考える必要があります。 先程お伝えしたように、2K、4K、8Kの違いは画素数、つまり画面全体で使えるマスの数です。 一方で、解像度とは1インチ当たりのピクセルの密度でしたよね?
  • うん、それが?
  • つまり、画素数ではなく、この解像度が高いほど画面が精細になり、逆に低くなるほど粗くなります。 2K、4K、8Kそれぞれ、縦横のマスの数が決まっていますから、当然テレビの画面を大きくすると、それに比例して1マスの大きさも大きくなります。つまり、dpiが下がるので画質が粗くなるということです。 では、テレビを違和感なく見るには、どのくらいの解像度が必要なのでしょうか? 一般的にテレビを違和感なく見るには、50dpiあれば十分と言われています。 テレビの解像度の単位は、通常ppiが使用されますが、1インチ当たりの画素数という意味では同義なのと、この違いを説明すると長くなりますので、dpiのままで説明しますね。 これはテレビのインチサイズと適切な視聴距離、および一般的な人間の視力と関係しています。 例えば、50dpiの写真に目を近づけて見れば、粗さに気づきます。しかし目を離してみればそれほど気になりません。 これと同じことがテレビの解像度でも言えます。みなさんもテレビを見るときに、至近距離で見る人はあまりいないと思います。
  • ぼくはソファに座ってくつろいで見てるよ。
  • 通常は椅子やソファに座るなどして、2mくらい離れて見ますよね? その距離で画素の粗さが気にならない程度の解像度があれば、視覚的な差は感じられないということです。 2mの距離で一般的な視力の人が見て、粗さが気にならない解像度が50dpiと言われています。

実際にテレビの解像度を求めてみましょう

今回は32インチのテレビを例にします。32インチのテレビの横幅は約70.8cmです。 解像度は1インチあたりの画素数なので、2Kの場合は横の画素数が1920ですから、これを70.8cmをインチに変換した値で割れば良いのです。 1インチは2.54cmなので、70.8cmは27.87インチとなります。 そして、1920画素÷27.87インチで計算すると、約69dpiとなります。 これが4Kになった場合、横幅は変わりませんが、画素数が3840画素に変わります。 同様に解像度を求めると、3840画素÷27.87インチで、約138dpiとなります。

  • 解像度の値は倍違いますが、先程お伝えした通り、違和感なく見られるのは50dpiなので、4Kの映画を30インチ以下の小さな画面でしか見ないのであれば、2Kで見ても、視覚的な差はあまり感じられないということです。 なので、自分の部屋の間取りが1Kのくせに「高画質」「話題の4K」などという謳い文句に惹かれ、高い4Kテレビを買ってしまったぐらみん君は、宝の持ち腐れということになるでしょう。
  • もう!いじるのやめてくれる?あの無駄に大きいテレビを部屋に運び入れるの大変だったんだからさ。
  • このように、解像度はきめ細やかさ、画素は表示もしくは印刷するときの大きさを決めるということも押さえておきましょう。

まとめ

  1. 画素とは、画像の最小単位のことで、画像や画面全体のマスの数のことを「画素数」と言い、ピクセルと呼ぶこともある。
  2. 画素数が高ければ、大きな紙への印刷や、大画面にも対応できる。
  3. 解像度は、画像や画面のきめ細やかさを意味するので、解像度と画素の違いをしっかりと押さえよう。