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【情報Ⅰ#59】2進法とは?前編|2進数の計算・10進数への変換|情報1の授業動画【高校・共通テスト対策】プログラミング

  • 前回は、ビットとバイトの話をしました。 0・1の組み合わせをビットという単位で表し、8bit=1Byteとなります。この単位は1,024倍ずつ変わっていき、キロバイト、メガバイト、ギガバイト・・・となっていきます。 また、インターネットや携帯電話回線の通信速度を示すのに使われるのが「bps」という単位です。この通信速度は、場所や混み具合によって最大速度の10~50%程度となります。これを実行速度と呼ぶ、ということもお話ししましたね。 本日は、0・1の組み合わせだけで数字を表現する方法である2進法についてお話しします。 この2進法は少し長くなりますので、2話に分けてお話ししますよ。

①進法とは?

  • デジタルデータでは動画も、画像も、音声も、0と1だけで全てを表現できるのが特徴でしたね。 これまで、説明した通り、10101001のように0・1の組み合わせだけで数字が並ぶようになります。 このように、0・1の組み合わせだけで数字を表現する方法を2進法といいます。私たちが普段使っているのは10進法です。10進法では1.2.3.4....9.10というように、10になったら、次の桁になりますよね? 11.12.13.14.....98.99.100というように、一番上の位が10になったら次の桁に進みます。だから10進法なのです。 この進法、分かりやすくて身近なもので言うと「時間」ですね。時間は60進法であり、60秒で1分、60分で1時間となりますよね?このように考えれば分かりやすいかと思います。

②2進法の原理

  • 2進法は「2になったら繰り上がりを行う、数字の表記法」となります。つまり、2で次の桁に進むのです。 こちらは動画を見ていただき、実際にやってみましょう。
  • なんか難しそう…
  • みなさん、できましたか?ところでぐらみん君、IPアドレスは覚えていますでしょうか?
  • なんだっけそれ?
  • IPアドレスは、インターネットで通信をする際の住所のような役割を担っています。 例えば、201.121.184.137というIPアドレスがあるとしましょう。 IPアドレスは4つの数字の組み合わせで表します。ドットで区切った1つの数字は、0から255までの数字のどれかになります。 10進数の0は、2進数の0 10進数の255は、2進数の11111111です。 つまり、1つの数字は8bitで表せるということです。8bit.8bit.8bit.8bitの合計32bitで構成されているのがIPアドレスだということを押えておいてください。 この2進数変換は、IPアドレスの回で詳しくお話しします。
  • 僕もうキャパオーバー・・・
  • そうですね、では今回はここまでにしましょう。③の10進数への変換は、次回、2進法の後編でわかりやすく解説しますよ!