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【情報Ⅰ#2】IT用語「メディア」とは?|高校授業_情報1・大学入学共通テスト対策【用語解説・プログラミング】①

今回のIT用語は「メディア」です。

メディアとは

情報を伝える際に「話しては駄目」「アクションしては駄目」「書いては駄目」と制限されると、相手に情報を伝えることができません。
つまり、情報は形がないものなので、何かしらの媒体を通じて伝えるしかありません。
情報が伝わるように、文字・音声・動画などに形を変えるものを「メディア」と言います。
今は、ITツールがメディアと言われています。

昔の情報伝達の方法

ITツールがない時代には、どのように情報を伝えていたのでしょうか。
戦争の状況を伝えるときには煙を上げたり、足に手紙をくっつけて手紙を届ける伝書鳩もいたりしました。

進撃の巨人では、調査兵団が巨人を発見したときに、赤の煙弾を打ち上げて「こっちに巨人がいるぞ」と伝えていました。

【事実】こっちに巨人がいる
【解釈】巨人が現れた
【行動】仲間を助けに行こう

IT用語「情報」の回で説明しましたが、このような事実を情報と言います。
ITツールがなかった時代には、このようなツールを使って仲間に情報を伝えていました。

煙や伝書鳩では情報が伝えにくいということで、グラハム・ベルによって電話が発明されました。
電話の発明によって、遠くにいる人と、リアルタイムに連絡がとれるようになりました。
このように、情報を伝えるツール「メディア」がどんどん発展していきました。
ただ、電話は1対1のコミュニケーションなので、たくさんの人に情報を伝えたいときには非常に不便です。

不特定多数の集団に向けたメディア

明治時代以降には、一度に不特定多数の人に情報を伝えるメディアが求められるようになり、政府・お役所・企業から、国民・住民・お客さんに情報を伝えるという1対多のコミュニケーションツールが求められるようになりました。

そこで発明されたのがマスメディアです。
「マス」は「集団」という意味です。国民や顧客などの不特定多数の集団に向けたメディアなので、マスメディアと言います。
特にマスメディアの象徴と言われる、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌は、4マスと言われています。4マスを使えば、不特定多数の人たちに一度に情報を発信できました。
ただ、莫大な費用がかかったため、政府や大手企業が利用するアイテムでした。