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【高校情報Ⅰ】半加算と全加算(半加算回路、全加算回路)|共通テスト完全攻略勉強法_111

  • 前回は、論理演算の説明をしました。 論理演算とは、1と0の2進数を使って行う演算のことです。コンピュータは、電気信号を受け取り、その信号に応じて電気の流れを制御する処理を高速で繰り返します。これを「論理回路」と呼びます。 そして、基本となる論理演算には、「論理積」「論理和」「否定」があります。そして、それを応用したものとして、「否定論理積」「否定論理和」「排他的論理和」があるというお話しをしました。
    今回は、2進数の足し算を使った論理演算の装置である、半加算器と全加算器について、詳しく解説していきます。

①半加算器

  • 前回、論理演算についての説明を行いましたが、今回は2進数の足し算を論理演算を使ってどのように行っているかを、例をあげて考えてみようと思います。 1bitの2進数の足し算を行う論理回路でできた装置のことを、半加算器と言います。 半加算器は、デジタル電子機器の基本的な構成要素であり、コンピュータの中で数値データを処理する際に使用されます。 実際の回路図と、解説は動画をご覧ください。
  • はーい!

②全加算器

  • 半加算器では、1bitの計算しかできませんでしたが、半加算器を複数組み合わせることで、2bit以上の計算が可能となります。 繰り上がりも考慮した、2進数の足し算を行う論理回路でできた装置のことを、全加算器と言います。 実際の回路図と、解説は動画をご覧ください。

    全加算器を繰り返し計算させることで、どんなに長い2進数の計算も行うことができます。
  • なるほどね・・・しっかり復習します!

まとめ

  1. 1bitの2進数の足し算を行う論理回路でできた装置のことを「半加算器」と言う。
  2. 半加算器を複数組み合わせることで、2bit以上の計算が可能となり、このときに使われる装置を「全加算器」と言う。
  3. 全加算器を繰り返し計算させることで、どんなに長い2進数の計算も行うことができる。