今回は、どうすれば不登校から抜け出せるのかというお話です。
不登校になる根本的な原因
不登校になるきっかけは様々です。
いじめやいやがらせ、学力不振、先生や友達とのトラブルなどです。
こうしたきっかけを見つけて、それを排除しても、不登校が解決に向かうことはあまりありません。
しかし「根本的原因」が一つあります。
それは自己肯定感の低さです。
言葉を選ばずに言うと「困難に立ち向かう力が不足して独り立ちできない状態」になっています。
つまり、不登校のきっかけとなったストレスを乗り越える自信を失い、登校できなくなっているんです。
不登校から再登校に導く手段
つまり、不登校から再登校に導く手段は「自己肯定感を高めること」が唯一の方法です。
ここで、大抵の親御さんは、手段を間違えます。
「カウンセラーや薬に頼りきりになる」「時間が解決すると思い、親御さん自身が努力をしなくなる」ということが一番マズイです。
親や家族の助けなしに、一人で学校に戻ることはほぼ不可能です。
そして、間違った対応をすれば、状況はさらに悪化します。
不登校になったときは精神状態に問題はなかったのに、親の対応で不安定になる子も多いです。
自己肯定感を高めるためには、親や家族からの「愛情と承認」が必要です。
自己肯定感を高めることで、不登校のきっかけを解決する糸口を子ども自身が見つけるんです。
不登校のしくみ、自己肯定感のバロメータ
ガソリンに例えてお話をします。
自己肯定感というガソリンは、親からの愛情を受けたり、認められたりすることでどんどん貯まっていきます。
それを動力源に、様々な困難に立ちむかいます。
逆に、いじめやトラブルなどのストレスでは、どんどん消費されていきます。
どんな子でも、ガソリンを入れるタンクを持っています。
そのタンクが空っぽでガス欠になったときに不登校になります。
そのままでは、不登校は解決しません。
つまり、空っぽのタンクに親や家族からの「愛情と承認」を与え続け、自己肯定感というガソリンを貯めていくことが大切なんです。