今回は、岩井社長に来ていただきました。
岩井社長は「シーガル作文倶楽部」で子どもに作文を教えています。
子どもに読解力をつけるために、ご家庭でできることを教えていただきました。
ご家庭でできる作文を書く習慣を身につける方法
- なかのりPG
- どうすれば、作文倶楽部と同じようなことがご家庭でもできますか?
- 岩井社長
- 語弊がある言い方になりますが、物で釣る。
- なかのりPG
- 例えば?
- 岩井社長
- 例えば「喜怒哀楽が人間のどんな感情を表わすのか」子どもに伝えます。
「君たちは、必ず喜ぶ、嬉しいときもある。怒るときもある。楽しいときもある。
喜怒哀楽の中でどれでも良いから自分で選んで、感じたことを400字詰め原稿用紙1枚でお母さんに出しなさい」
と言って、3日に1回提出させます。
そうすると、1カ月で10枚溜まりますよね。
「10枚溜まったら、おもちゃを買ってあげるよ」と(笑)。
「これを頑張って書けば、1カ月後にはゲームが手に入るんだ」と思ったら、無理やりにでもやりはじめます。
いざやりはじめて、それがルーティンになって、日常生活に入っていくと、普通に書けるようになるんですよ。
だから「やってみる?」と聞くんです。「やりなさい」ではなく「やってみる?」です。
「1カ月後にゲーム買ってあげるよ?」みたいな。
そうすると、子どもは単純なのでやりはじめます。
いざはじめたら、本当に考えて書きます。
楽しいことばかりじゃなく、哀しいこと、切ないこと、つらいこと、怒りを覚えたことも書きます。
そして、ほんの短い時間で良いから、お父さん、お母さんの意見を言う時間を設けてフィードバックしてあげましょう。
物で釣るって悪いことなのでは?
- なかのりPG
- 「物で釣らないとやらない子になったら困る」という親御さんもいると思うのですが……。
- 岩井社長
- もちろん、理想は、物で釣らなくてもやれることです。
でも、やらないじゃないですか。
やらないことのほうが悪いと思います。
だから、物で釣ったとしても、習慣が身についたほうが良いと思っています。 - なかのりPG
- 僕も「このドリルを間違いなくできたら50円あげるよ」と、お小遣いは報酬制にしています。
物で釣るということは「認めている」ということだと思っています。 - 岩井社長
- だって、会社に入って営業になったときに、営業成績が良ければインセンティブがもらえるじゃないですか。
それと同じですよね。
だから、僕は賛成派なので、ぜひ一度チャレンジしていただければと思います。