今回は、岩井社長の「教えないスクール」と、Nozomiの「日本一失敗させるスクール」の共通点のお話です。
「教えない」ことがスタンダードになる時代
- 岩井社長
- うちは「教えないスクール」です。
なかのりPGさんのところは「日本一失敗させるスクール」というキャッチフレーズがありますよね。
これは、似通った感覚がありますよね。 - なかのりPG
- そうですね。うちが教えないのは、僕らが教えすぎてしまうと、子どもたちが自主的に考えなくなってしまうと思うからです。
子どもたちが自分たちで試行錯誤し、いっぱい失敗をするので「日本一失敗させるスクール」と言っています。
子どもたちが自発的に楽しく勉強するためには、教えちゃ駄目なんだとすごく感じています。 - 岩井社長
- 保護者の中には不安な方もいらっしゃると思いますが「教えすぎが一番良くない」ということは断言できます!
- なかのりPG
- これからは、子どもたちも「自分で何かを感じて自分で発信していく」ということが求められます。
そういったところで、僕はすごく感銘を受けました。 - 岩井社長
- 林さんの武田塾にも「まだ授業をやっているの?」みたいなポスターがありますよね。
そういう時代になってきたと思います。
教育業界の収益と質のバランス
- 岩井社長
- 今から、10年、20年前は、塾全盛期で、とにかくやっていれば儲かりました。
あの当時、一つの箱をつくって、当たり前のことだけをやっていれば、もっとたくさんの塾ができたと思います。
でも、僕は「子どもたちに提供するものは、本当にこれで良いのだろうか」と悩んだ時期がありました。
「塾のやれることは、これが限界じゃないよな」と思ったときに、知育教育だけではなく、
心の教育や体育教育「心・技・体」を全部やりたくなったんです。
そこから、方向転換することによって、うちの会社は、収益が上がらない会社になってしまいました(笑)。 - なかのりPG
- 教育業界も経営だから、儲けないといけない。
でも、儲けすぎると質が低くなるし、質を高くしすぎると儲からない。バランスがすごく難しいですよね。 - 岩井社長
- 本当に難しいと思います。
国に守られているわけではないから、自分たちでちゃんと収益を上げて、次のことに使わなければいけないんだけれども。 - なかのりPG
- 僕も、儲けばかりではなく、質もしっかり担保していくということはこだわっています。