前回の記事では、私がとうほくプロコンについて感じていることについてお話しました。そして今回は、子どもたちの未来支援基金とNozomi独自のコンテストについてご紹介します。
新しいプロコンの構想と未来支援基金の導入
まず、子どもたちの未来支援基金についてです。これは、お子さん1人あたり毎月300円の負担をお願いしています。兄弟が通っている場合は、1人あたり200円の負担となります。この負担は、6月4日の引き落としから毎月の月謝に加えていただきます。
前回、経緯に関する話題もありましたが、とうほくプロコンは子どもたちのために全く役立っていないことが明らかになっています。子どもたちの努力が大人の怠慢によって台無しにされている状況を変えるために、実行委員会として改革を図ろうとしましたが、私1人の力では限界があります。
スポンサーや自治体が介入すると、力が本来の目的から逸れてしまう可能性があります。審査の不公平や忖度などのリスクも考えられます。そのため、子どもたちの未来支援基金を活用し、公平かつ明確な基準で運営される新しいプロコンを立ち上げることにしました。
公正な競技環境の構築と多彩な競技種目の提供
このプロコンの目的は、子どもたちが一生忘れられない思い出を作り、自信を育むことです。公平かつ明確な評価基準を使用し、全ての子どもたちが輝ける場を提供したいと考えています。
新たなプログラミングコンテストでは、プログラミング作品だけでなく、タイピングやWebデザイン、プレゼンテーション、チーム競技など様々な種目を用意します。作品を作ることに時間がかかるという不安もありますが、参加しやすい環境を整えるために工夫していきます。
全ての競技に参加する必要はありません。参加する競技を選ぶことができるようにし、公平かつ全ての子どもたちが参加しやすい状況を目指しています。
透明性の確保と皆さんからのご支援のお願い
このプロコンでは、負けても次のステップにつながる環境を提供したいと考えています。過去の経験を活かし、成長する機会を与えることが大切だと思います。我々も、皆さんからのご支援を受けて、大会を運営するための資金を提供します。
皆さんには、月額300円というわずかな負担をお願いします。この負担が、子どもたちが飛躍するための大きな一歩になると信じています。我々は、皆さんから頂いたお金やお気持ちを無駄にしないことをお約束します。また、すべての経費について透明性を持って公表します。
今後、「なかのりコラム」を毎月お届けする予定です。教育内容やプログラミングの考え方など、様々な情報を共有していきます。