なぜ?勉強しない若者が増える現実
皆さん、こんにちは!
「今の若者は学習や自己啓発を何もしていない」という、少しドキッとするような調査結果があるのをご存知でしょうか。
パーソル総合研究所の調査によると、学習や自己啓発を「特に何も行っていない」と答えた 20 代・30 代の割合が増加傾向にあり、今や約半数にのぼるというのです。
「今の若者は…」とつい言いたくなりますが、実はこの背景には、現代ならではの複雑な理由が隠されているのです。
若者が学べない、3 つの現代的な理由
では、なぜ彼らは学ぶことから離れてしまうのでしょうか。理由は大きく 3 つ考えられます。
一つ目は、変化の激しい時代による目標の喪失です。AI の台頭など、将来の予測が困難な中で「今やっていることが、本当に将来の役に立つのか」という不安が、学びへの自信を失わせています。
二つ目は、SNS の普及による自己肯定感の低下です。SNS で目にするのは、きらびやかな成功を収めたインフルエンサーばかり。高すぎる目標を前に「自分には無理だ」と劣等感を抱き、やる気を失ってしまう若者が増えています。
そして三つ目が、職場環境の変化です。かつては上司からの「これを勉強しろ」という指導が成長のきっかけにもなりましたが、今はハラスメントへの懸念から、会社も上司も部下へ強く言いにくい風潮が生まれています。
ピンチはチャンス!未来を拓く学び
しかし、私はこの状況を悲観的に捉える必要はないと考えています。周りが学んでいないということは、裏を返せば「少し頑張るだけで、抜きん出ることができるチャンス」だということです。
大切なのは、他人と比較するのではなく、自分自身と向き合うこと。そして、AI がどれだけ進化しても変わらない、論理的思考力ややり抜く力といった普遍的なスキルを磨くことです。
変化の激しい時代だからこそ、学び続ける姿勢が未来を切り拓きます。周りがどうであれ、自分自身の成長のために、今日から何か新しい一歩を踏み出してみませんか。