親子マネー講座で伝えたかった、たった一つのこと
先日の「親子で学ぶマネー講座」ですが、参加者の皆様からは「とてもよかった」という嬉しい感想をいただき、その様子をまとめたダイジェスト動画もついに完成しました。この講座では、子どもたちに「普通の暮らし」にかかる生活費をAIで調べてもらう、という課題を出しました。その目的は、お金の計算を学ぶことだけではありません。自分たちの生活が、お父さんやお母さんの頑張りによって支えられているという事実を知り、心からの「感謝」の気持ちを育んでほしかったのです。「パパってこんなに稼いでいたの?」と驚く子どもたちの姿を見て、この講座の本当の価値を実感しました。
「ありがとう」の反対は「ごめんなさい」ではなく「当たり前」
僕が子どもたちに常々伝えているのは、「ありがとうの反対の言葉は『当たり前』だよ」ということです。朝起きればご飯があり、洗濯された服が用意されている。多くの家庭では、それが「当たり前」になってしまっています。しかし、それは決して当たり前のことではありません。以前、小学校から私立に通うのが当たり前だと思っているお子さんに、「どうして子どもを私立に入れないの?」と聞かれたことがあります。その時、僕は「君たちが良質な教育を受けられるのは、お父さんお母さんが頑張ってくれているから。その環境を当たり前だと思ってはいけないよ」と伝えました。日常に溢れる「当たり前」を一つひとつ見つけ出し、「ありがとう」という感謝の言葉に変えていくこと。それこそが、豊かな心を育む第一歩なのです。
1日10回の「ありがとう」が人生を好転させる
僕自身、先輩から「1日10回ありがとうと言え」と教わったことで、仕事や人間関係が劇的に好転した経験があります。感謝の言葉を意識すると、相手の気持ちを理解しようとする習慣が身につくからです。また、留学先のカナダで、人々がどんな小さなことにも「Thank you」と口にする文化に触れ、感謝を表現することの素晴らしさを改めて学びました。Nozomiではプログラミングスキルだけでなく、こうした僕自身の経験から学んだ「人生を豊かにする普遍的な教え」も大切にしています。感謝は、すればするほど自分に返ってくる魔法の言葉です。まずは身近な「当たり前」に、「ありがとう」と伝えてみることから始めてみませんか?