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コミュニケーションの大切さを伝える理由

僕が“人と話すのが苦手”だった頃の話

今回のなかのりコラム9月号のテーマは「コミュニケーションの大切さ」。
実は僕自身、大学生の頃まではかなりのコミュ障で、人見知りでした。
仲のいい友達とは話せるけれど、それ以外の人とは必要最低限しか話さないタイプでした。

人と関わるのが苦手で、「できれば一人で完結する仕事がしたい」と思って、プログラマーを目指しました。
ですが、就職してすぐにまさかの展開が…。
入社1ヶ月で東京の営業部へ異動になり、しかも毎日東西線の満員電車で通勤、ひたすら営業電話をかけ続ける日々。

「話が違う…」と何度も辞めようかと思いました。

営業を通して身につけた「伝える力」

そんな中、社長に言われたんです。
「お客さんの声を聞いて、それを自分でシステムに落とし込めるプログラマーになってほしい」

この言葉で気持ちが変わりました。
それからは、少しずつ自分を変える努力を始めました。
まずは「ありがとうを1日10回言う」ことから。
店員さんに一言声をかける、初対面の人にも挨拶をする。

小さな挑戦を積み重ねていくうちに、少しずつ“話すこと”への苦手意識が薄れていきました。

結果として、システムの専門的な話をお客様にわかりやすく説明できるエンジニアになり、
営業とプログラマーの二役をこなせるように。

お客様から「仲沢さんにお願いしたい」と言ってもらえるようになったのも、大きな自信につながりました。

AI時代こそ求められる「人間らしさ」

これからの時代、資料作成や文章はAIが自動でやってくれるようになります。
でも、“心を動かす言葉”を届けるのは人間にしかできません。

Zoom越しの商談や、オンラインでのクロージングも当たり前になる今、
相手の目を見て、声を届ける力がますます重要になります。

特にコロナ禍を経験した子どもたちは、人と話す機会が減ってしまった世代。
だからこそ、「はっきり話す」「目を見て伝える」「ありがとうを言う」
といった基本的なコミュニケーションを、今しっかり身につけてほしいと強く思っています。

プログラマーに限らず、美容師、販売員、どんな仕事でも必要な「話す力」。
Nozomiでその“きっかけ”を掴んでくれたら、それだけでも大きな財産になると思っています。

これからの時代に必要なのは、AIにはできない“人間らしさ”です。
子どもたちには、その力を自信を持って育んでほしいと、心から願っています。

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