今回は、3月30日に開催された「Nozomiクリエイティブチャレンジカップ」の振り返りとして、大会を通じて感じたことや、運営側としてこだわったポイントなどをお話ししたいと思います。
明確な採点基準とフィードバックレポート
今回のコンテストでは、「タイピング」「プログラミング」「Webデザイン」の3部門で競技が行われ、多くの生徒が挑戦してくれました。
特に「プログラミング」と「Webデザイン」に出場した生徒には、講評付きの詳細なレポートをお渡ししています。点数の内訳(各項目の得点、オーディエンス評価など)に加え、デザイナーや私からのコメントを添えて、今後の学びに活かせる内容になっています。
これは、昨年の東北プロコンで「よくわからない作品が優勝した」「審査員が発表直前に現れて一部しか見ていなかった」といった課題を反省し、どんな立場の人が見ても納得できる採点基準を設けたかったからです。
子どもたちに夢を与える「演出」へのこだわり
もう一つの大きな特徴は「演出」へのこだわりです。
特にタイピング競技では、出場する子どもたち一人ひとりに“通り名”をつけ、映像演出も交えて紹介しました。得点発表の際にもアニメーションを用いて、臨場感ある演出に仕上げています。
なぜそこまで演出にこだわるのか?それは、子どもたちに「来年は自分も出たい!」「次はもっとがんばりたい!」と思ってもらうためです。
私自身、子どもの頃にこんな大会があったらよかったな…と、そんな思いから始まった企画でもあります。限られた予算の中、プロの演出家がいるわけではありませんが、私たちスタッフが試行錯誤しながら、心を込めて作り上げました。
大会は通過点、さらなる進化へ
今回の大会は「ゴール」ではなく「スタート」だと思っています。
参加人数や大会の規模、演出、採点基準など、これからもっと良いものにしていく必要があると感じています。すでに運営チームでは、反省会や振り返りを行い、来年に向けた準備を始めています。
来年も3月の開催を予定しています。より多くの子どもたちが「出たい!」「出てよかった!」と思える大会にしていきたいと思いますので、ぜひ次回もご参加ください!