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カンニング力を付けろ

今回のなかのりブログは「カンニング力を付けろ」という話です。

カンニングの重要性

「ゲームって英語でどう書くんですか?」
「インターネットで “ゲーム スペル”で検索すると出るよ。」
「えー!調べていいんですか?」

僕がこのようなことを言うと、子どもたちは驚きますが、これは学校の弊害です。
学校の授業やテストはカンニング禁止なので、当然、スマホは使ってはいけないし、教科書を見てはいけません。
しかし、実際の社会では、カンニングはOKです。

例えばウェブ制作の場面でも、自分が分からなくて困っているなら早く調べる(カンニングする)ことが社会人としての価値になります。
知識があることは当然価値ですが、いかにその知識を引き出せるかという力のほうが求められています。
そのほうが生産性が高くなるからです。

当然、テストではカンニングをしてはいけませんが、プログラミングやウェブの世界では、いかにカンニングをするかという力も問われています。
だから、僕は子どもたちに「カンニング力をつけなさい」と言っています。

カンニング力とは?

ウェブではたくさんのタグを覚えないといけません。
はっきり言って、僕も全体の10%くらいのタグしか覚えていません。
しかし、今でも毎月仕事をもらい、需要の高いプロのエンジニアとして活動できています。
それはなぜかというとカンニング力が高いからです。

ウェブの知識があっても、記憶領域には限界があります。
ウェブもどんどん進化するし、完璧に学ぶことはかなり大変で難しいです。
だから、浅く広くの知識をつけて「ウェブではこういうことができる」「こうすればこういうことができる」となんとなくだけ押さえておいて、実際に使う場面になったらそれを引き出しています。

例:ボタンをつくりたい
ボタンを角丸にしたいと思ったときに、「角丸にできる」ということは知っています。
しかし、まっさらな状態で書いてくれと言われても書けません。
だから、カンニング力によって、調べて応用します。

自分なりのカンペを作ること

カンペをどのように作るかということも大事です。
ウェブやプログラミングの世界では、スニペットと言います。
角丸のボタンにしたいときには「角丸」で検索をしたらすぐに答えが出るように自分用のカンペを用意しています。
浅く広くの知識をつけた上で、いかにその情報を素早く引き出せるかということも大事です。
普段、子どもたちには、このようなことも教えているので、皆さんもぜひ参考にしてください。