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東大生の合格手記を紹介します!

今回は、NozomiプログラミングWebスクールから東大に現役合格した生徒のお話をします。その生徒に合格手記を書いてもらったので、そちらを読み上げていきたいと思います。

まずは、その生徒がNozomiプログラミングWebスクールに通っていた背景から説明します。
その生徒が入校したのは2017年で、中学1年生の時に通い始め、高校3年生の受験直前まで通ってくれていました。
その生徒がNozomiプログラミングWebスクールで学んだことが、どう受験に役立ったのかを合格手記でまとめてくれたので、今回はそれをご紹介します。

Q.プログラミングで身に付いたスキルや考え方などを教えてください。

A.まずはもちろん論理的思考力です。プログラミングでは、同じことをするプログラムでもすっきりと整っているもの、短い時間で効率良く計算してくれるもの、汚くて読みにくいものなど様々な書き方があります。そもそも正しく動くコードを書くためには論理的思考力が必要になりますが、それで終わりではなく、より良い書き方を追求するときにも論理的思考力が鍛えられます。また、忍耐力も身につきました。複雑になればなるほど一発で正しく動くコードを書くことがほぼ不可能になり、どこにバグがあるのかを執念深く探すことになります。一つのバグを直すのに数時間・数日費やすことも結構ありますが、そんなときでも最後まで諦めずに粘り続ける力が必要になります。

NozomiプログラミングWebスクールでは、ただ単に正しいコードを書くだけでなく、美しく整ったコードを書くことを指導しています。このような指導方法により、生徒たちはより論理的思考力を磨くことができます。
Q.Nozomiに通っている時、何を意識して授業を受けていましたか?

A.とにかく自分の頭で考えることです。プログラミングは今でこそやっている人が多いので、ネットで検索すればある程度出来上がったコードが得られます。そしてよく分からないけどコピペすれば動いた、ということもあり得ます。ただ、それでは問題を解決しただけで自分の身にはなりません。大切なのはどうしてそのコードで動くのかを自分で考えることです。「人間は考える葦である」という有名な言葉がありますが、これは「人間は広大無辺な宇宙からすれば一本の葦のようにはかないが、考える力をもってすれば宇宙を包み込むことができ、ここに人間の尊厳や偉大さがある」ということを意味します。逆に言えば、考えることをやめた途端人間はか弱い存在に、宇宙からすればいてもいなくても変わらないような存在に成り下がってしまうということです。考えることこそが人間を人間たらしめるものであり、その重要性は「日本一失敗させる」Nozomiの教育理念につながるものがあると思います。

この生徒の場合、プログラミングスクールでの学びはただのスキル習得だけではなく、自身の思考力を深め、自己成長に繋げる手段となっていたのです。このような考え方や姿勢こそが、彼が東大という難関を突破する力につながったと言えるでしょう。
学びはただの情報やスキルの習得だけではなく、自身の思考力や視野を広げることにも繋がります。そういった意味でも、NozomiプログラミングWebスクールでは、ただ技術を教えるだけではなく、生徒一人ひとりが自身で考え、問題解決に取り組む力を養うことを大切にしています。
Q.プログラミングのどんなところが好きですか?

A.簡単すぎず、かつ難しすぎないところが好きです。プログラミングをするためには一定の知識や技術が要求されるため、何か特別なことをしているような感覚があります。例えばパソコンでウェブサイトを見るにしても、ただそのサイトを閲覧するのではなくF12キーを押して呪文のようなコードを表示してみると、サイトがどのような構造でできているかを知ることができ、普段は見ることのできない裏側を見ているという面白みがあります。また、それでいて手軽に始められるのがプログラミングの良い所です。特にAtCoderがおすすめです。AtCoderでは与えられた課題を解決するプログラムをなるべく早く作る競技である「競技プログラミング(競プロ)」をすることができ、パズル感覚で楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。コードの書き方さえ学べば手軽に始められるので、初心者にこそやってほしいです。

Q.新しい大学入学共通テストを受験する上で必要だと思った力やポイントを教えてください。

A.文章を素早く正確に読み取りながら要点を理解する力です。センター試験から共通テストになり、出題傾向が変わりました。国語では複数の文章や資料を関連付けて読む問題が出てきて、数学では対話形式の問題が増えました。他の教科でも文章量やページ数が圧倒的に増えています。制限時間内に解き終わることさえ難しくなっている中、1点でも多く取るためには素早く要点をつかむだけの読解力が不可欠です。
共通テストでは、暗記すれば解ける問題が減り、読解力が必要となってきています。これは高校の先生も認めていて、読解力が学生の実力を示す重要な指標となっています。過去は、解法パターンを覚えていけば点数が上がるような時代でしたが、現在ではそのようなアプローチが通用しなくなってきており、実際に問題を理解し、解法を考え出す能力が求められています。これはテストだけでなく、人生を生きていく上でも必要な力で、思考力や読解力を鍛えるための訓練が重要です。
NozomiプログラミングWebスクールでも思考力のトレーニングを行っていますが、それだけではなく、全ての生徒に読解力を身につけてほしいという思いが強いです。これが、私の信条であり、教育の中心に据えているところです。
全ての生徒にとって、プログラミングや問題解決能力、そして読解力の向上は、自身の成長だけでなく、大学受験やそれ以降の生活でも大きな強みになるでしょう。それぞれの力を磨くことで、生徒たちは自身の可能性を広げ、新たな世界に挑戦する勇気を持つことができるようになります。

Q.東大の2次試験を受験する上で必要だと思った力やポイントを教えてください。

A.学問に対する探究心だと思います。平たく言えば、いかに受験勉強を楽しめるかということです。受験勉強というと必要な知識を嫌々ながら詰め込んだり、塾でいわゆる「受験テク」のようなものを教わったりする人も多いと思いますが、そのような方法はおすすめできません。まず受験テクは結局受験にしか役に立たない上、そもそも東大はテクニックで合格できるような大学ではありません。東大の問題は、特に理科などでは大学の内容がいきなり提示され、用語の説明などが一通り説明された上でそれを考察していくという形式が多いです。知識があることを前提に、それを運用する能力が問われるということです。学校や塾で教わったことを鵜呑みにするのではなく、普段から主体的に学問を探究し、たまに大学範囲も学びながらそれを楽しむと良いです。僕の周りでも、東大のような大学に合格する人はほとんどが学ぶことを楽しめるタイプの人で、決してガリ勉ではありません。東大を受けない人でも、苦しい受験勉強より楽しい受験勉強のほうが良いのは明らかです。
受験の形式も変わりつつありますね。単に暗記したり詰め込んだりするのはつまらないですし、そのようなやり方はもはや時代遅れです。受験の形式が変わるにつれ、楽しみながら学ぶことがますます重要になってきています。将来的にも役立つスキルを身につけることが重要で、それを教えてくれる塾を選ぶことが大切だと思います。

Q.プログラミングとはどういう存在ですか?

A.魔法のようなものだと思います。プログラミングができない人からすれば難解なプログラミング言語はまるで魔法の呪文のように見えるかもしれませんが、それに加えて思い描いたことを何でも叶えてくれる点で魔法のようだと思っています。コンピュータやプログラミングが世の中に現れたのは、人類の歴史からすれば実はつい最近のことです。それなのに人々の生活や産業構造は劇的に変化しました。これほど劇的な影響力を持つ発明は今までにあったでしょうか。あらゆる面で人々の生活を快適にし、次々と新たなことができるようになっていく様は魔法のようです。

実際、私たちの日常生活の中にはプログラミングによって動いている様々なものが存在しています。そして、それは今後更に進化し続けるでしょう。人工知能やビットコインなどのブロックチェーン技術もプログラミングによって生み出されています。このような観点から、プログラミングは真に魔法のような存在だと感じています。
Q.大学受験において、Nozomiでの読解力の学習はどのように役立ちましたか?

A.先述の通り、共通テストでは国語のみならずあらゆる教科で長い文章を読む必要があるので、読解力がそのまま役に立ちました。おかげで無事に時間切れになることなく、目標としていた点数を取ることができました。二次試験でも複雑な問題を限られた時間の中で読み解くことになるので、重要な一文を読み落としたがために答えが定まらず延々と悩み続けるというミスを避けるためにも、読解力を鍛えていて良かったと思います。

Q.読解力は国語以外でどのように役立つと思いますか?

A.まず受験のすべての教科で役に立ちます。国語に限らずあらゆる教科で読解力がベースになるので、特に共通テストで点数を底上げしたいのならば是非身につけておくべきです。また、受験以外にも生活のあらゆる場面で役に立つのが読解力です。私たちは日本語に触れない日はありません。それはつまり、多かれ少なかれ毎日生活のどこかで読解力が要求されているということです。言語は人間が得た最も高次的で重要な意思疎通の方法であり、それを理解するための高いレベルの読解力が身につけば生活がきっと豊かになります。家電の長ったらしい取扱説明書をすらすらと読めるようになるのはもちろんですが、それ以上に身の回りのあらゆる事象を豊かな言語を使って理解できるようになります。読解力が高まれば文学的な表現によって幻想的に彩られた抽象度の高い文章も読めるようになるので、僕の場合は頭の中に思い描く言葉も自然とそのような傾向になってきました。日常の些細なことも詩的な情趣を伴って感じられるような気がしてきて、とても楽しいです。

Q.Nozomiに通う子たちへ、メッセージをお願いします。

A.プログラミングはその特性上、一発ですべてが成功することはほぼありません。何度も失敗を繰り返して最終的な成果物を作ることになります。これは人生そのものにも言えることで、人間誰しも生きていればいつか過ちを犯します。僕は東大に合格するという成功を収めたからこそ今こうして若干エラそうなことを語っているわけですが、やはりこれまでに大小様々な失敗を経験してきました。失敗というのは同じことを再び繰り返さないための方法を身をもって学ぶチャンスなので、たくさん失敗しましょう。失敗のない人生を歩んでいるというのなら、それこそが最大の失敗です。中には失敗してはいけないと思っている人もいるかもしれませんが、日本一失敗させるNozomiに通っている以上、失敗して当然です。本当にダメなのは失敗したことで挫けてそこから学ぼうとしないことです。同じ失敗を何回も繰り返してはいけません。Nozomiは一回目の失敗なら寛大な心で許してくれる場所、むしろそれを歓迎してくれる場所なので、気兼ねなく失敗しながら学びましょう。

このメッセージは生徒たちだけでなく、私たちインストラクターにも教訓となります。私たちもこれを心に留め、より良いスクール作りに努めていきたいと思います。このような素晴らしい教訓を提供してくれたことに感謝いたします。

さて、この子が最も優れていると感じる点や、すごいと思った要素については、少し長くなってしまいますので、次回お話ししたいと思います。