前回に引き続き、どのように子どもたちにプログラミングを教えていくかというお話です。
プログラムされて動いているものが身の回りにはたくさんある
前回、プログラミングの入り口の授業では、子どもたちに「
身の回りでプログラムされて動いているものは何?」
「今はないけど将来的にプログラムされそうなもの、プログラムされたら便利なものは何?」
という2つの問いを投げかけ、グループディスカッションをさせるという話をしました。
それによって、子どもたちは「身の回りにはプログラムされて動いているものがたくさんあるんだな」と気づきます。
あと、子どもたちが大人になる頃には、その割合がかなり増えてきます。
つまり、今、人間にしかできない仕事が、AIやロボットがするようになります。
例えば、自動運転をするタクシーができた場合、タクシー運転手という仕事はなくなります。
こうして、子どもたちが大人になる頃には今ある仕事の半分がなくなります。
だから、プログラミングを勉強して、AIを操作できる能力は必要になります。
それを理解させてください。
プログラミング的思考を自然を身に付けるために
これは、本質的な目的とは違いますが、
子どもたちに勉強する目的を理解させ、興味を持ってプログラミングを勉強させれば、プログラミング的思考は自然と身に付きます。
プログラミング的思考は思考の基盤となるものなので、すべての職業において必要になるものです。
まずは、子どもたちにプログラミングを学ぶ目的・必要性を理解させ、プログラミング学習への入り口をつくってあげることが大事だと思っています。
プログラミング的思考を身に付けさせるという本質的なところよりは
「いかに楽しく、興味を持ってもらうのか」ということが必要であり、まずはそれを伝えてあげることが大事だと思っています。
ぜひ実践してみてください。