前回は、売ることへの罪悪感ということで飛び込み営業についてのお話をしました。
若い方が、最新のテクノロジーや時代に合った売り方を知らずに就職を決めてしまっている現実を感じたので、今回は、それをどうしたら良いのかをお話しします。
安直すぎる就職活動
大学生の就活は、いろんな会社に応募して内定数を競うようなところがあります。
その中から、条件や待遇で会社を選びます。
私には、レンタルサーバーで働く知人がいるのですが、その方の会社でも新卒採用のための会社説明会で面談をすると、サーバーのことをまったく知らない人や、専門用語を一切知らずにきている人もいるそうです。
とにかく受けてみようという感じなんですね。
IT系に入りたい人は「ITだったらどこでも良い」という人もけっこういるそうです。
正直、コロナ禍なので、就職先を決めるのが大変なのは分かりますが、安直すぎる気がします。
営業という仕事の本質
ここで、ガクさんの「営業という仕事について」という記事を紹介します。
「ただ闇雲に売ればいいってもんじゃない。商品・サービスは、相手が欲しいと言ってはじめて価値があるもの。嘘をついて押し売りをして数字を残すのは営業ではない。この気持ちを忘れてしまっては、仕事をしている意味がないと思う」
というところにすごく共感しました。
営業をするなら、自分が本当に欲しいと思う商品やサービスを売るほうが良いと思います。
そして、それを買ったお客さんが喜んでくれて、それを売った自分自身も幸せになる。
そういった仕事を選んでほしいと思います。
情報化社会において必要な力
こういったことは、すべて勉強不足からきています。
本を読んで、社会経済やお金のこと、テクノロジーによる進化のことを勉強していないから「こうした商品やビジネスモデルは、この先、本当に売れるのかどうか」ということに気づかずに就職してしまうんです。
情報化社会において、勉強不足は致命的です。
いつまでも使われるだけで終わってしまいます。
今の時代の流れや、今後の流行を論理的に分析できることは、すごく大事なことです。
だからこそ「本を読んで勉強すること」と「テクノロジーを学んで論理的に問題解決できるスキルを磨くこと」はとても大切です。