今回は、Nozomiに通っていただいている生徒の保護者の方からの質問に、岩井良明さんと一緒に答えていきます。
- 岩井良明さん
- 「株式会社モノリス」代表取締役会長
- 「株式会社モノリスジャパン」代表取締役社長
Q:AIの進化やグローバル化が進んでいく未来で、うちの子が生き残っていけるか心配です。
将来のために、今の小中高校生が身につけておくべきこと、やっておくべきことは何でしょうか?
- 岩井:
- この質問の中で大きいのは「AIの代替」です。
数年後には、半分くらいの仕事をAIがやってしまうという世界がきます。
まず大事なことは「今の仕事の中で何がAIに代替されるのか」を理解することです。(例:タクシー運転手、運送会社など)
仲沢さんや、僕たちの時代のように、知識を詰め込みでやってもGoogleに勝てるわけはありません。
昔とは違うので、親は、自分たちが受けてきた感覚を一旦忘れましょう。
これから世の中に出ていく子どもたちのためには「今までのようなやり方では駄目だ」ということを自覚してください。
そう考えたときに、まず大事なことは、間違いなく「コミュニケーション能力」です。
これを小学校の低学年のうちから育てていかないといけません。 - 仲沢:
- 子どものコミュニケーション能力を育てるためには、具体的にどのようなことをやったら良いのでしょうか?
- 岩井:
- 子どもの話を「聞いてあげること」ですね。
子どもに言葉を押しつけるのではなく、全部にクエスチョンをつけてあげましょう。
「○○ちゃん、~~?」という会話を続ければ、コミュニケーション能力は育ちます。
そして、子どもの言ったことが理解できないときは「もう一回言ってみて」「私に分かるように伝えて」と言います。
それを続けることが大事でしょうね。 - 仲沢:
- そういうことは普段からできますね。
- 岩井:
- そうですね。家族という一番身近なコミュニティーの中で、会話がたくさんあることはすごく大事だと思います。
- 仲沢:
- これは今すぐに実践できそうですね。
- 岩井:
- はい。学校や塾に任せたら駄目ですよ。
- 仲沢:
- そうですね。家でもやらないといけませんね。
小学校の低学年のうちからコミュニケーション能力を育てていきましょう。