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梅雨、まだ明けてないんじゃない?

こんにちはNozomiでデザイナーをしている高橋です。
夏休みに入り我が家もビニールプールはまだかと子供達にせがまれているのですが、雨ばかり続いています。

今年は東北南部の梅雨入りが平年よりもやや遅かったのにも関わらず、梅雨明けは平年よりも1ヵ月も早く、梅雨の期間は、なんと14日間のみ!
史上最速の梅雨明けとなりました。
しかし、梅雨明け後数日で雨が続き、7月16日(土)は東北太平洋側で記録的な大雨となり、宮城県大崎市で名蓋川が決壊、県内では冠水や浸水の被害が相次いでいます。どうして再び、梅雨のような状況になっているのでしょうか?
なぜ「やっぱり明けてない」というニュースも聞かないのでしょうか?

そもそも気象庁が発表している梅雨明けは、あくまで「速報値」で、曇りや雨の日が少なくなり、晴れの日が多くなると予想され、天気図では梅雨前線が北上して太平洋高気圧が張り出してくると、「梅雨明けしたとみられる」と発表しているようです。

最終的に梅雨明けが「○月○日ごろ」だったと確定するのは、9月になってから。
そこで梅雨明けの日が変更されることもあり、実際に2020年には四国や中国、近畿などの梅雨明け日が変更されています。
また、立秋(例年8月7日前後)までに梅雨明けが判断されなければ、「梅雨明けなし」ということもあるようです。

現在は実質的に「戻り梅雨」となっている日本列島。
異常に早い梅雨明けは「激甚気象」の予兆という可能性もあるそうで、今後は台風などの水害や猛暑に特に気をつけた方が良いそうです。