今回のなかのりブログは「語彙力ドリル」についてです。
はじめようと思ったきっかけをお話しします。
速読解講座で気づいたこと
Nozomiでは、速読と読解力を鍛える速読解講座もやっています。
子どもたちにプログラミングを教えているときに、気づいたことがありました。
プログラミングが伸びない子は、読解力が低い子が多いです。
例えば、プログラミングの問題では、問題の内容を理解して、どうやってプログラミングに置き換えていこうか、考えなければいけません。
しかし、その問題の意味が分からないため、プログラミングの処理にたどり着かないんです。
つまり、プログラミング以前の問題です。
そのような子には、国語のドリルのような問題を自前でやらせていました。
ただ、いまいちだなと思って、行き着いたのが速読解です。
アプリなどを使いながら読解力を鍛え、さらには速読もできるようにするという取り組みをしてきました。
その速読解をはじめて約2年、速読ができる子も、読解力が上がった子も多数でています。
語彙力ドリルをはじめようと思ったきっかけ
さらに紐解くと、速読解講座で読解力が伸びていない子は、語彙力がないということに気づきました。
いくら速読ができても、その中にある文字が読めなかったら意味がありません。
語彙力が少ない子どもは、本を読んでいても、途中途中で分からない言葉がたくさん出てくると、本を読むことを辞めてしまうんです。
結果として、本を読まないから読解力も上がらないという結果になります。
まずは語彙力をつけないといけません。
そのためには日々の積み重ねが必要です。
様々な言葉に触れていきながら、それを少しずつ押さえていきます。
つまり、一朝一夕ではできません。
定期的に習慣として語彙を覚えていくという訓練が必要です。
昨今の大学入試の問題、特に数学を見ても、昔みたいに公式に当てはめれば解けるという問題ではなくなっています。
文章から読み解いて、数学を使って解くという問題が圧倒的に多くなっています。
これからは、国語だけではなく、数学、理科、社会などにおいても、読解力がなければ解けない問題が出てくるでしょう。
それ以前に、社会人になったときにも、本を読まなければ成功しません。
子どものうちから語彙を覚えて、本に触れるきっかけや、本の楽しさを教えてあげないといけません。
そんなきっかけで語彙力ドリルをはじめました。