前回は、不景気が起こる理由①「バブル」についてお話ししました。
前回に続き、不景気が起きる理由②、「リーマンショック」についてです。
②リーマンショック
お母さん=銀行
暗黒サンダー=家
ということになりますよね。
暗黒サンダーの値段が上がっていったように、家の値段もどんどん上がっていったのです。
そうすると、先程の例のように家の値段はどんどん下がり、やがては買った時の値段よりも安い値段でしか売れなくなってしまいます。
例えば3000万円で買った家を3000万円でそのまま売れれば、ローンが払えなくても、最悪売ってしまえば良いですが、
2000万円でしか売れなくなってしまった場合、家を売っても1000万円の借金が残ります。
そういう人たちが数千万円から、数億円の借金を返せるはずがありません。
こうして、不良債権が次々と発生してしまったのです。
1000円の不良債権はなんてことないですが、
アメリカのあらゆるところで、数千万、数億円単位の不良債権がいくつも起こっていたらと想像してみてください。
60兆円というアメリカ市場最大の負債を抱えて倒産してしまったのです。
この事件をリーマン・ブラザーズの名前を取り、リーマンショックと呼んでいます。