銀行で不良債権が増えても「公的資金の注入」で助かる仕組み。
そこに疑問を持った「サトシ・ナカモト」が革命を起こしました。
通貨発行権を守りたい国や政府と、新しい仕組みを作りたい人々との戦いは続きます。
ここから仮想通貨を本格的に説明していきますよ。
①仮想通貨と電子マネー
「お金」なので、円やドルのように通貨の「単位」が存在します。
ビットコインの場合、1円や1ドルのように、「1ビットコイン」と、数えることができます。
しかし「仮想」という名前から分かる通り、100円玉や千円札とは違い、手に取れる形が存在しません。
仮想通貨になっちゃうとできないね。それ。
電子マネーは、紙幣や硬貨を使わず、カードやスマホなどで支払いを実現できるものです。
電車に乗るときだけでなく、コンビニでの支払いに利用することができます。
子ども用のSuicaを持っている小学生も多いので、便利に使えることは分かりますよね?
仮想通貨も電子マネーと同じように、スマホなどで簡単に支払いができるメリットがあります。
分かりやすくSuicaを例にしましょう。
利用するにはまず駅などで、チャージをする必要があります。
そして駅やコンビニなどで、チャージしたSuicaカードを使って支払いを行います。
つまり、Suicaで支払いをしているものの、実態としては円という通貨で売買していることには変わりありません。
要するにSuicaなどの電子マネーは、財布を持ち歩いたり、ジャラジャラと小銭を出さなくても、
簡単に支払いができるという利便性を実現するだけのものです。