今回のなかのりブログは「時間が無い」という言い訳に関してのお話です。
時間が無い中学生
最近、中学生になったばかりの子が「時間が無い」という言い訳をよく言います。
例えば、語彙力ドリルや速読解の宿題、ロボサバへの出場など、それらの言い訳に「時間が無い」と言うんです。
たしかに、中学生になると、部活やテスト、塾に通うなどで、拘束時間が劇的に増えます。
だから、気持ちは分かります。
でも、子どもたちには「自分自身の成長という側面について考えてほしい」と伝えています。
例えば、語彙力ドリルや速読解、ロボサバの対策など、1週間にどれくらいの時間を費やしているのかと聞くと、約30分から40分、長くても1時間です。
その時間を捻出できないほど忙しかったのかと聞くと、黙り込みます。
結局、時間が無いという言い訳をしているだけで、その時間をどうつくるかを考えていません。
時間を捻出することも将来に必要なスキル
「その洋服は君が洗濯しているの?」「ごはんは自炊しているの?」「掃除は君がやっているの?」と聞くと、だいたいの子は「お父さん、お母さんがやっている」と答えます。
社会人になって一人暮らしをしたら、仕事も家事もした上で、自分のスキルアップのための勉強時間をつくらなければいけません。
24時間という時間は、すべての人において平等に与えられているものなので、どのように優先順位をつけて、どのように隙間時間を使って、そういう時間に充てていくかという考え方はすごく重要です。
将来の自分へ投資する思考
語彙力ドリルも速読解もロボサバも、将来に生きるスキルばかりです。
将来の自分への投資に対しても、時間が無いという安易な考えでやめないでほしいです。
「どうやって時間を捻出するのか」ということも将来の重要なスキルです。
僕は高校時代、進学校に通っていました。
朝7時から野球部の朝練があり、帰宅は夜の9時や10時です。
そんな生活でも、現役で東大や早稲田に合格する子も何人もいました。
勉強も部活も全力で、隙間時間に単語帳を見たりノートを振り返ったり、そのような工夫をしていました。
何かを成し遂げる人は、無理だと諦めずに「どうやって時間をつくるか」「そのためにどのような工夫をするか」を考えるわけです。
無理だと諦めることは簡単ですが、それをどうやって乗り越えるかという思考が大事です。
子どもたちには「時間が無いという言い訳をする前に、本当にその時間がつくれないのかということを考えてほしい」と話をして、時間のつくり方を教えています。
ご家庭でも今回の話を参考にしてください。