今回は、前回に引き続き「AI時代、子供に何を学ばせるか?」藤原和博氏
基調講演を拝聴してきたので、ついてご紹介します。
ロボットは、正解がある淡々とした業務はこなすことができますが、臨機応変な対応が苦手です。
では、人間が持っている能力は何があるでしょうか。
人間を構成する能力は、主に3つあります。
- 基礎的人間力
- 時間を守るなど、家庭教育がベースになっているもの 基本的な人間力
- 情報処理力
- 正解を早く正確に当てられる力=基礎学力 頭の回転の早さ
- 情報編集力
- 仮設をたて、答えを導く力 そして、自分が納得し、周りを納得させられる力
情報を「処理」する力は、特にAIが得意としています。
つまり、AI時代を生きる子達に正解を解かせる学習をしていては、はダメなのです。
4択問題をやりすぎる
そもそも現在の教育では、情報編集力を鍛えるための機会を奪っていることが問題です。
問題を出す時、4つの仮説を先生が示してあげます。
仮設とは、だれかが一つ提示してくれるものだと子供は思ってしまいます。
あくまで仮説は、自分で作る作業です。
必ず提示された仮説の中に正解があると勘違いしてしまいます。
これを繰り返していると
「就職で内定を4つもらった。この中でどれが一番ベスト?」
などと正解至上主義になり「正解じゃないとやらない」「行動しない」ようになります。
これをくずさないと、次の一歩を踏み出すことができません。
正解主義を抜け出すには、
頭のやわらかさを生むような授業をしなくてはいけないし、家庭でも、シフトしなければいけません。
人間としてどう育てるのか
思考力をどう育てるのか
基礎的人間力と情報編集力をどのように伸ばすかが重要になってくることでしょう。