第11回 教育総合展に行ってきました。
その中の基調講演についてご紹介します。
「AI時代、子供に何を学ばせるか?」 藤原和博氏
藤原さんのプロフィール
- 1978年東京大学経済学部卒業後、リクルート入社。
- 東京営業統括部長、新規事業担当部長など歴任後ヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。
- 2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区和田中学校校長に就任。
- 08年~11年橋下徹大阪府知事の教育政策特別顧問。
- 16年から2年間なら私立一条高校校長に。
- 20年間続ける「よのなか科」は文科省が進めるアクティブラーニングの手本になり、
和田中学校発の学校支援地域本部(現・地域学校協働本部)は全国一万か所に普及。 - 講演累積1500回を超える超人気講師
- 『10年後、君に仕事はあるのか?』『僕たちは14歳までに何を学んだか』など著書82冊148万部。
世界の半分がネットの中に構築され、ネットの中に都市が形成されています。
子どもたちは、人生の半分以上、ネットの中で過ごすことになります。
なので、仕事の半分も、ネット内で処理されることで、なくなってしまいます。
税理士や公認会計士など、一つの答えが必ず出てくるような仕事などは、将来なくなってしまうといわれています。
どういった仕事がなくなるのか
どういった仕事は残るのか
その境目はどのようなものなのでしょうか。
駅の仕事を例にすると
- 運転手の仕事
- 正解が多い処理業務です。
複雑に見えて、マナーが決まっています。
これは、近々なくなると予想されています。 - 車掌の仕事
- 夜中に酔っ払いがあばれている、病人の発生などが起きた場合、
どこかの駅で臨時停車して病院に発送するなど臨機応変な対応が必要です。
想定外が起きたとき、「みんなが納得できるならやってしまいましょう」と判断するのはロボットは苦手です。
判断をして、行動に責任を取る。
想責任をとれるのは人間だけです。
次回は、人間を構成する能力についてご紹介します。