前回に引き続き、1月から3月にかけて行った保護者向けアンケートの結果をお伝えし、ご意見やご質問について回答していきます。
いろいろなご意見やご感想について
ご意見やご感想を抜粋して読ませていただきます。
コンテスト出場のメリットは?
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「満足」と答えた方のコメントです。「本人が、楽しいし面白い、マイクロビットを実際に動かすことが楽しい、どうやったら自分の思うように動かせるのか考えるのが楽しいと言っているため。」
「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」という質問に「あった」と答えた方のコメントです。「人前で自分の作品について発表する機会を頂き、その姿を見て本当にびっくりしました。プログラミングを習っていなければ、まだまだ先になるはずの経験をすることができ、習っていて良かったと思いました。」
とうほくプロコンの最終選考会で自分の作品を発表した子だと思います。このようなプレゼンテーションの機会はなかなかないので、コンテストはすごく重要だなと思っています。皆さんもぜひ参加してください。
長町校の1番と2番の席が暑い
長町校でのアンケートで「1番と2番の席が夏は暑い」というご意見を頂きました。僕らとしても気づかないところでした。カーテンや空調を使って、暑くないようにしていきます。
家で何を練習すれば良い?
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「とても満足」と答えた方のコメントです。「ローマ字入力、タイピングが、少しずつできるようになり、本人が楽しそうに通っている。また、年代の異なる生徒さんが共に学んでいる環境が良いなと感じます。」
「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」という質問に「あった」と答えた方のコメントです。「毎日少しずつですが、何かに取り組み続けています。」
ご意見ご要望で「子どもが先生に『おうちでも練習してきてねと言われたよ』と言いますが、何をどのように進めれば良いのか分かりません。毎回、先生方にはとても優しく丁寧に接してくださること、子どもとの会話から感じております。ありがとうございます」と頂きました。
入会して半年未満の方なので、おそらく、タイピングだと思います。変な癖がついてしまうとまずいので「おうちでタイピングを練習してきてね」ということはあまり言いません。おそらく「ローマ字かアルファベットを練習してきてね」ということを言ったんだと思います。ローマ字やアルファベットが分からない子は、小学校低学年の子だと思います。小さいお子さんだと先生の言葉を解釈できていない場合もあると思うので、LINEや電話でご連絡いただければ、意図をお伝えしますので、お気軽にご連絡ください。
分からないことを自分で調べることについて
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「とても満足」と答えた方のコメントです。「今後、中学、高校、大学、就職に向けて、とても必要とされてくる情報を常に新しい内容で考えて教えてくださり感謝しております。学校の教育だけでは足りていないと思いますし、現在やっている工作もとても楽しんでいるので、今後ずっと続けてくれればと思っています。」
「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」という質問に「あった」と答えた方のコメントです。「パソコンだけではなく、様々なことに興味を持つようになり、読解力で教えていただいた言葉が、あとから授業で役立ったり、本人の自信に繋がっているようです。なんでもすぐに聞いていたことが、自分で調べるようになりました。」
なんでもすぐに聞いていたことが、自分で調べるようになったということも、僕の狙いです。自分で調べたことは、知識として溜まりやすいです。子どもは「これって何?」とよく聞いてきますよね。そしたら「まずは自分で調べなさい」と言うのが良いと思います。一番良くないことは、なんとなくの感覚で親が答えてしまうことです。まずは子どもが自分で調べてみて「それでも分からなければ一緒に調べるよ」と言ってあげるのが良いでしょう。これなら突き放している感覚はありませんよね。そして、ここでもタイピングがすごく役立つので、タイピングを正しく学ぶことは大事です。
長期の休みの時間をあと1時間延ばしてほしい
このようなご意見を頂きました。夏休みは10時半から5時5分までという、いつもと違う日程になっています。後ろの時間をあと1時間延ばしてほしいということなのですが……。夏休みや冬休みは午前の予約が多く、午後の予約が少ないです。ただ、このようにおっしゃるということは、お子さんが中学生なのかなと思います。部活があると5時5分に間に合わないということがあるかと思います。夏休み中は、今でも、4時から9時までという夜の時間帯を設けていますが、もう一つ、2時から7時までという時間帯もつくります。そのような曜日に予約していただければと思います。「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「とても満足」と答えた方のコメントです。「子どもがやる気を出して取り組むようになっているため。」
「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」という質問に「あった」と答えた方のコメントです。「将来のやりたいことが増えた。」
「長期の学校の休みのときにあと1時間でも良いので増やしてほしい」
自分自身でスクールに来ることについて
Q2.現時点でNozomiに満足していますか?
「満足」と答えた方のコメントです。この方はお子さんにもちゃんと聞いてくださったようです。
(お子さん)「Nozomiの問題が解けたとき、楽しいから。」
(親御さん)「出欠の情報連絡を頂けるので助かっています。月の予定がフレキシブルに計画できるので通いやすい。定期的に検定等があったり、無理なくコンテストに参加できるので、負担なく成長を感じられる。」
Q3.子どもの変化や成長はありましたか?
「あった」と答えた方のコメントです。
「JRを使って時間を管理してスクールに通えるようになった。自分からやらなければと思って行動できるようになった。プログラミングの作品内容を考えることで、社会で自分ができること、よくしたいことを考えるようになった。」
送り迎えができないからやめるという方が時々いらっしゃるのですが、この子のように「JRを使って時間を管理してスクールに通えるようになった」というのは良い成長です。伸びている子は、電車や自転車や徒歩で自分で来ている子が多いです。Nozomiの時間に間に合うように、逆算して計算して来ているため、時間管理能力が身につくんです。あとは、自己責任で来るということも覚えます。小学生が夜遅くに出かけることは危険ですが、昼であれば、自分で来るということはすごく大事だと思います。親御さんの手間も減りますしね。
Nozomiのグループ活動について
「人間性の育成としてプログラミングを数名のグループで1作品をつくるようなプロジェクトがあると良い」と頂きました。
これもやろうと思っています。今、プロコンでは、1人1作品で応募をしていますが、今後、ご要望があった場合には、友達同士で1作品を応募するということもやってみたいなと思います。兄弟で1作品をつくるということをやったことはありますが、友達同士というのはなかったので、今後はやっていこうと思います。
具体的に使えると良いソフトは?
Q2.現時点でNozomiに満足していますか?
「満足」と答えた方のコメントです。
「楽しそうに通っていて、ブラインドタッチも早くなり、スキルとして役立つと思うから。」
Q3.子どもの変化や成長はありましたか?
「あった」と答えた方のコメントです。
「パソコンの自信がついて、学校や家でもタイピングが楽しく感じている。」
ご意見ご要望で「具体的に使えると良いソフトなどを教えてほしい」と頂きました。ソフトに関しては、年々、変わったり、業種業態によっても変わったりするため、なんとも言えませんが、どの業種でも今後必要になるだろうと思うソフトを4つ紹介します。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Chat GPT
行政などの書類提出のときにはWordやExcel、資料作成のときにはPowerPointを、どの業種でも使っています。これらが使いこなせると仕事の生産性が上がります。そして最近のAIツール「Chat GPT」をいかに使いこなせるかという能力は、今後、非常に求められてくると思います。Chat GPTは質問を投げるだけではなく、質問の内容が重要です。どのように質問をして、返ってきた答えに、さらにどのような問いかけを投げるかというプロンプトスキルが必要になります。そのようなスキルを磨くためにもChat GPTを使いこなせるようになる必要があります。Nozomiでは、今後、Chat GPTの使い方もしっかりと教えていくカリキュラムを組み込んでいきます。具体的に決まったらご案内します。
思春期の男の子への接し方について
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「どちらでもない」と答えた方のコメントです。「長年通っていますが、本人に『どう?』と聞くと『楽しい』と答え『何が?』と聞いてもうまく答えられず、『目標はあるのか』と聞くと、答えられない状況なので、いまいち本人に合っているのか、プラスになっているのか、よく分かりません。」
ご意見で「自分たち(親)が習ってきた内容ではないので、マイナス面でも教えていただけると話のきっかけになるのでありがたいです」
これは大変ありがたいご意見です。中学生、特に男の子は、お母さんと話さなくなります。話さないから楽しくないとか、やる気がないとか思いがちですが、まったく逆です。僕も男として、母と話すことが嫌だという時期を経験しているので分かります。これは悪いことではなく、親離れの一種、成長の証です。だから、マイナスで捉えないでください。お母さんが嫌いかというとそうではありません。僕も母のことは尊敬しているし、そのときも尊敬していたし、大好きでした。ただ、男の子にはそういう時期が訪れます。だから、そのようなことを理解して聞いてあげてほしいと思います。
あとは、ある程度、本人に任せて良いと思います。もし、本人に聞いても何も答えられなければ、我々に聞いてください。普段の様子など、なんでも答えます。だから、そのような情報をとりにきてください。このような意見の方に限って「Q4.なかのりブログをご覧になりますか?」という質問に「ほとんど見ない」「まったく見ない」「存在を知らない」と答えるんです。そのような情報も配信しているので、なかのりブログを見てください。
何をやっているか分からない問題
Aさん
- 「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」「どちらでもない」
- 「何をやっているかいまいち分かっていない。プログラミングについての知識がなく、親がついていけていないので。」
- 「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」「あった」
- 「意欲的に前向きに通っているので、続く限り通わせたいと思います。」
- 「Q4.なかのりブログをご覧になりますか?」「まったく見ない」
なかのりブログを見ていないので、何をやっているかいまいち分かっていないというのは当たり前です。自分から情報をとりにきてください。僕はプログラミングについての知識をつけろと言ったことはありません。逆にそんなものはつけなくて良いと言っています。大事なのは、子どもたちが大人になるにつれて「どのようなスキルが必要なのか」「どのような未来になってくるか」ということを親が勉強することです。親が情弱だと子どもの進路を間違えることになります。まずは情報をとりにきてください。
Bさん
- 「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」「満足」
- 「何ができるようになっているか分からない。」
- 「Q4.なかのりブログをご覧になりますか?」「存在を知らない」
Cさん
- 「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」「満足」
- 「子どもが楽しく通っているから。」
- 「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」「まだ分からない」
- 「家での変化は今のところ感じていませんが、目に見えないところで本人が成長してくれるのは嬉しいです。」
- 「ご意見ご要望」「送迎だけだとまったくスクールの様子が分からないので、今までのように面談やレポートで頂けると助かります。楽しいイベントの企画を期待しています。」
Dさん
- 「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」「満足」
- 「楽しく通っている。」
- 「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」「まだ分からない」
- 「今スクールがどのようなことをやっていて、どこまで進んでいるか分からないから。面談などで……。」
- 「Q4.なかのりブログをご覧になりますか?」「まったく見ない」
- 「ご意見ご要望」「息子が現在どのくらいのレベルで学習をしているか知りたい。」
Eさん
- 「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」「満足」
- 「楽しそうに通っている。」
- 「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」「まだ分からない」
- 「親のほうが理解力が足りないため、いろいろ話してくれても分からず、本人が話すのをやめてしまうため。ただ、自分の将来については少しずつですが考えはじめているので良かったと思います。」
- 「Q4.なかのりブログをご覧になりますか?」「ほとんど見ない」
何をやっているか分からないという親御さんの共通点
「Nozomiで何をやっているか分からない」「成長が分からない」と答えている方の共通点は「親がそう言っているにも関わらず、子どもは楽しそうに通っていること」「なかのりブログをほとんど見ていないこと」です。はっきり言ってしまうと、なかのりブログを見ない、情報を収集しないんだから、分からなくて当たり前です。親も努力しないといけません。
親の努力の仕方を間違えないでほしい
もう一つ言うと、親の努力の仕方を間違えないでほしいです。先ほども言いましたが、子どもと同じくらいプログラミングをできるようになる必要はありません。子どもはプログラミングの中身を理解してもらいたいと思っているわけではなく、自分のつくった作品を見て「すごいんだね」と言ってほしいんです。分からなければ子どもに聞いてください。「ここはどうなっているの?教えて」と言ってあげることでコミュニケーションがとれますよね。理解力が足りないのであれば、理解する努力をしてください。
最後に
いろいろなご意見をありがとうございました。「何をやっているか分からない」ということへの対策については、次回お話ししたいと思います。