今回のなかのりブログは、1月から3月にかけて行った保護者向けアンケートの結果をお伝えし、ご意見やご質問について回答していきます。
今回のアンケートは、兄弟で通われている方も非常に多い中、総計で119名、90%以上の方にご協力いただきました。ありがとうございました。
アンケートの目的
子どもの成長に結果としてコミットするためには、保護者の皆さまのご意見を大事にして、疑問にしっかり答え、不満があるのであればしっかり解消していかなければいけないと思っています。そのような目的で、創業時から、毎年、保護者向けアンケートをやらせていただいています。
アンケートの回答結果
Q1. 入会して、およそどのくらい経ちますか?
- 半年未満:7.7%
- 半年~1年:15.4%
- 1年~2年:29.7%
- 2年~3年:9.9%
- 3年以上:37.4%
(総計:119名ご回答)
Nozomiは開校して6年経ちますが、3年以上続けている方が多いというのはとても嬉しいです。
Q2. 現時点でNozomiに満足していますか?
- とても満足:46.1%
- 満足:47.2%
- どちらでもない:6.7%
- 不満:0%
- とても不満:0%
(総計:119名ご回答)
93%の方に満足していただいているという結果でした。
Q3. 子どもの変化や成長はありましたか?
- あった:80.5%
- なかった:0%
- まだ分からない:19.5%
(総計:119名ご回答)
一つの成果として子どもの成長を見ているので、そこを感じられている方が80%以上いらっしゃったということは、とても嬉しいです。
Q4. なかのりブログをご覧になりますか?
- よく見る:2.2%
- 時々見る:62.9%
- ほとんど見ない:22.5%
- まったく見ない:4.5%
- 存在を知らない:7.9%
情報発信の内容も含めて、僕自身も変えていかなければいけないと思っています。これからも最先端の教育に関する情報を配信していきますので、ぜひ見てください。1週間で5分から10分程度なので、何かをしながら、流し見でも結構ですので、見ていただければと思います。
Q5. 子どもの教育で興味関心のあるものは何ですか?
- 読解力:22.7%
- 新大学入試(情報Ⅰ):10.5%
- Word/Excel:10.2%
- ITシステム開発:8.6%
- ITリテラシー:10.2%
- IoT/AI:8.2%
- 人間性の育成:18.8%
- その他:2.3%
やはり、AIに代替できない力を育てていかなければいけないということで、プログラミング以外では、読解力や人間性の育成に興味を持たれている方が多いと感じています。読解力については、読解思考力講座があります。人間性の育成については、創業時から掃除や挨拶を含めて教育しています。引き続き、変わりなくやっていきたいと思います。
いろいろなご意見やご感想について
ここからは、ご意見やご感想を抜粋して読ませていただきます。
スクラップブックについて
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「とても満足」と答えた、お子さんがご兄弟で通われている方のコメントです。「タイピングやプログラミング検定に挑戦することができる。将来役立つスキルが着実に身につく。新聞のスクラップブック作りも魅力的。予約システムが秀逸。」
Nozomiでは、スクラップブック作りをやっています。Nozomiは子ども新聞をとっています。それを子どもたちに役立てたいと思い「スクラップブック作りをやりましょう」という募集をしています。スクールの中でやっても良いですし、新聞のコピーを持ち帰って家でやってきても良いです。そのスクラップブックを我々が見て、ハンコを押します。子ども新聞には、時事問題や社会ニュース、流行のものなどがたくさん載っているので、スクラップブック作りをとおして読解力や興味関心を深めていくことが狙いです。やりたいという方はお声がけください。
Nozomiは興味のきっかけを与えているにすぎない
「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」という質問に「あった」と答えた方のコメントです。
(高校生のお子さんの話)「スクールでの課題以外に、家で自主的にパソコンを使って、何かいろいろと試しているようです。何をしているかは親には不明。プログラミングがほぼ唯一と言って良いくらいの特技になっています。」
(中学生のお子さんの話)「パソコンの操作に苦手意識のあった娘ですが、学校の委員会でお便りをパソコンで入力した際に、周りや先生方から早いと言われたことが嬉しかったようで、やる気と自信に繋がりました。タイピングが実際に役立つことを実感しているようです。」
僕はきっかけを与えているにすぎないので、このように興味を持ってもらうことはすごく良いことです。例えば、プログラミングだけでなくても、学校の委員会でお便りをつくったという経験からデザイナーという道に進むのも良いと思います。
親もプログラミングを学ばなければならない?
「親もプログラミングを学ばなければならない?」という質問をよく頂きます。学べば、子どもといろいろな会話ができて良いと思いますが、興味がないのに無理に学ぶ必要はまったくありません。親御さんにやってほしいことは、パソコンやモニターを用意してあげるというような環境的な準備をしてほしいです。また、お子さんの話に関心を持ってあげてください。「良くできているね」「すごいね」「ここを押したらどうなるの?」と興味を持って接してあげてください。プログラミングを学ぶ必要はありませんが、プログラミングをきっかけに関わりを持ってあげることは必要です。
論理的思考力と問題解決能力の習得について
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「とても満足」と答えた方のコメントです。「プログラミングの課題にいきいきと取り組んでいる。自分なりにコツがつかめたようです。中学生になってから楽しいと言うことが増えた。」
楽しくなければ続かないので、まずは楽しいと思ってくれることがすごく嬉しいです。
「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」という質問に「あった」と答えた方のコメントです。「集中力が持続するようになった。うまくいかなくても諦めることなく、冷静に原因を考え、自分なりに対策を立て、取り組めるようになった。困難な課題を達成する大変さや喜びを感じられるようになった。」
この成長は、まさしく僕らが狙っているところです。
「うまくいかなくても諦めることなく、冷静に原因を考え、自分なりに対策を立て、取り組めるようになった」→論理的思考力や問題解決能力がついてきている証拠です。
「困難な課題を達成する大変さや喜びを感じられるようになった」→Nozomiは、答えを教えず日本一失敗させるという取り組みをやっています。失敗することは大変ですが、失敗から学び、課題を解決するときには喜びもあるんです。達成感を得ることで、そこから試行錯誤しながら自分で問題解決をするというところに繋げてほしいという思いでやっています。
答えを教えず失敗させる成果について
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「とても満足」と答えた方のコメントです。「タイピングを含め、基礎をきちんと覚えることができた。プログラミング以外にも様々なメニューがあるので、今後の選択肢が多いのは良いと思っている。」
「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」という質問に「あった」と答えた方のコメントです。「与えられた問題について、悩んでなかなか進めることができないときもあったようだが、諦めず、できたときは嬉しいと言うようになった。親のすすめではじめたようなものだったが、今後は、クリエイティブなことが知りたいと、プログラミングの中で自分がやってみたい方向が見えてきた。失敗したり考えたりすることが楽しいというようになった。」
失敗することをネガティブに捉えるのではなく、そこからヒントを得て、問題解決していくことに楽しみを覚えてほしいというところを実践できているのかなと思います。
今後の情報発信について
「当面の目標としては大学入試があるので、そこに向けて必要なスキルや情報をこれからも発信してほしい」というご意見を頂きました。これは、なかのりブログを通じて、いろいろと発信していきたいと思います。これからもご覧ください。
Nozomiがタイピングを徹底して行う理由
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「満足」と答えた方のコメントです。「本人が毎回とても楽しそうに通う姿を見ていたから。」
「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」という質問に「あった」と答えた方のコメントです。「パソコンを使用し、自分で毎日日記を書いて投稿してみると、日記を書きはじめ、1年が経ちました。日記・作文はとても苦手な分野だったので、親としてはびっくりでした。投稿した日記にいいねやコメントがくると、とても嬉しそうで自信に繋がっているようです。毎日何かを続ける姿、嬉しく見ていました。」
タイピングができると、例えば、Googleで検索ができるとか、日記を書いて投稿できるとか、いろいろなことができるようになります。「日記投稿を毎日続けていくこと」「いいねやコメントをもらって自己肯定感が高まっていくこと」タイピングがそれらのきっかけになったことはすごく良いなと思います。
キーボードは選んでもいい?
「得意のキーボード、苦手のキーボードがあるようです。どちらも対応できる力が必要なのではと、本人と話していましたが、本人の申し出があったときは聞いていただけると幸いです」
Nozomiではタイピング力を鍛えるためのキーボードと、Webをつくるときの日本語キーボードなど、キーボードを分けています。使いやすいもの、使いにくいものは、当然あると思います。「このキーボードじゃなくちゃ駄目だ」とは、一切思っていません。僕自身も一つのキーボードを使って、長年やっているので、そのキーボード以外をあまり使いたくないという気持ちは分かります。こだわりを持つことは大事なことです。そのようなご意見を伝えてくれればちゃんと考えますので、遠慮なくおっしゃってください。
答えを教えないのは放置?
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「満足」と答えた方のコメントです。「ブラインドタッチができるようになった。学校の授業でもそれが生かせている。ジュニアプログラミング検定の受検、とうほくプロコンへの出場など、様々なチャレンジをするチャンスがある。良い結果も出ている。本人のモチベーション維持に繋がっている。答えを教えなくても先生方に相談しやすい環境が整っている。」
これもすごく嬉しいです。ブラインドタッチ、ジュニアプログラミング検定、とうほくプロコンなど、モチベーションに繋がることもやっています。「答えを教えない」という部分だけ切りとられると、放置しているイメージを持たれるかと思いますが、放置しているわけではありません。子どもたちが順調に進んでいるときでも「分からないところやつまずいているところはないの?」と常に声かけをしていますし、うしろから見ていて「今は声かけをしたほうが良いかな」「今は放っておいて自分で考えさせたほうが良いかな」と、常に考えながらやっています。だから「答えを教えなくても先生方に相談しやすい環境が整っている」というご意見はすごく嬉しいです。
IT企業見学会の開催について
「IT業界の求人についてのなかのりブログを拝見しました。IT業界と一括りに言っても、エンジニアだったり、プログラマーだったり、ウェブデザイナーだったり、いろいろな職種があると思いますが、IT業界のいろいろな職種や仕事内容など、子どもたちに伝える授業や保護者向けのブログ発信があったら良いかなと思いました。子どもたちが具体的なゴールを設定できるような情報発信があると助かります」
このようなご意見を頂きました。実は、すでに準備をしています。おっしゃるとおり、IT業界に関しても様々な分野があります。僕の知人で、IT業界の社長は何人かいますので「どのような形でプログラミングをしてシステム開発をしているのか」「普段どのようにウェブ制作をしているか」企業見学できないかとお願いをしています。今年の夏休みにIT企業見学のようなものをやりたいと思っています。それによって「自分がやっていることは、このように繋がるんだ」と、具体的なイメージができてくるかと思います。今後はそのような活動をしていく予定なので、具体的なことが決まったらお知らせします。
いつ、Webや本格アプリ開発に進めるの?
「Q2.現時点でNozomiに満足していますか?」という質問に「満足」と答えた方のコメントです。「通っている子ども本人が楽しいと話しているため。」
「Q3.子どもの変化や成長はありましたか?」という質問に「あった」と答えた方のコメントです。「長くお世話になっているので、変化は鈍化していますが、Nozomiがある休日は起床してくるので、本人は学びの価値を感じていると思います。」
「学校の学習を優先し、Nozomiを休みがちでしたが、また復活しますのでよろしくお願いします。本人は、言語に、いつ頃、到達するのか気になっているようなので、本人に現在地を教えていただきたいと思います」
言語というのは、おそらく、WebやWebシステム開発だと思います。これは、子どもたちに、タイミングを見て話をしています。特にプログラミング応用に入った子には「ここまでの課題をやったらWebにいくか」という話をしています。プログラミング初級の子にも、どのような流れでWebやWebシステム開発にいくのか、今、ロードマップをつくっていますので、そちらを使って説明したいと思います。気になる方は、どのような流れで進んでいくのかを説明しますので、聞いてください。