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ハラスメントについて子どもと考えよう

こんにちは。Nozomiでデザイナーをしている高橋です。
最近、「〇〇ハラスメント(略して、〇〇ハラ)」という言葉をあちらこちらの記事やニュースで見かけ、
次から次へと新しい「〇〇ハラ」という言葉をよく聞くようになりました。
あまりに良く聞くようになり、訴訟問題等の大きなトラブルになっていると聞くと
「自分は知らず知らずのうちにとんでもないハラスメントをしているるのでは?
子ども達も大人になった時ハラスメントで困ったことになったらどうしよう?!」
という危機感を覚え、一度ハラスメントについてきちんと調べてみることにしました。

まず、ハラスメントの定義についてです。
ハラスメント(Harassment)とは、相手の意に反する行為によって不快にさせたり、相手の人間としての尊厳を傷づけたり、
脅したりするようなことであり、いわば「嫌がらせ」と同等の意味をもつ行為です。
たとえ、行為者に相手を「傷つけよう」「不快にさせよう」という意図がなくても、相手が不快な感情を抱けばハラスメントは成立してしまいます。
「そんなつもりはなかった」「相手のためを思っての指導だった」「仲良くなろうと思っていただけ」
という言い訳は通用しないということです。

実際に裁判で扱われた判例では、
「お前は馬鹿だ、出ていけ」等の暴言や、「かわいいねキレイだね」と言ったり、
故意に体の一部に触れる、業務と無関係な行動に付き合うことを強要する、
未経験の仕事を大量に押し付ける等の身近に起こり得ることから損害賠償命令が下っています

これらの身近に起こりやすいことから相手を不快にさせる意図がなくとも大問題になってしまうのがハラスメント。
では、加害者にならないために私達はどうしたら良いのでしょうか?

ここで大切なのがNozomiでもよく聞く「人間的コミュニケーション能力」です。

「人間的コミュニケーション能力」とは上手に話す能力だけでなく、
他人の気持ちを推測する能力、社会的な背景やルールの理解、空気を読むと言った能力も指し、
まさに先程の判例で上がった様なハラスメント行為を予防するのに大切な能力と言えます。
これはAIにはない「感情」を読み取る力。AIに仕事を奪われない未来の為に必要な力にもなっており、
さらにはこの「コミュニケーション能力」は1997年から経団連が行っている「新卒採用に関するアンケート調査結果」で
企業が採用選考活動を進める際に新卒者に求めている要素の16年連続1位にもなっています。
このことからもハラスメントを発生させない能力はこれからの未来に最も求められる能力と言っても過言ではないでしょう。

さらにハラスメント認定で重要なポイントである「業務上必要かつ相当な範囲を超えた」行為や言動という部分も、
Nozomiで鍛えている「論理的思考力」があれば、何が業務上「要・不要」なのかを正しく判断できます。

これらのことから、Nozomiで学ぶ様々な力は、
ハラスメント問題が増加していくだろう未来を生き抜く力としてもとても重要だと再認識させられました。

「相手の気持ちを正しく理解する」のはとても難しいことですが、
これだけ未来に必要な力となっているので今一度子どもと考えていきたいと思います。