子どものSNS依存を防ぐ!脳科学から見たリスク

今回は、子どもの脳とSNSの関係について、いま世界で起きている規制の動きや科学的なリスクを交えてお話しします。

SNSは「脳を沼らせる」ように設計されている

SNSの恐ろしいところは、心理学者が設計に加わり、人間がいかに「滞在時間を延ばすか」を徹底的に計算して作られている点です。運営側にとっては、広告収入のために滞在時間を延ばすことが最優先。その情報が真実かデマかは二の次です。フィルタリングされない情報の洪水の中で、子どもの貴重な時間は奪われ続けています。

「ブレーキのないフェラーリ」状態の子どもの脳

なぜ子どもが大人以上にSNSに依存しやすいのか。それは、欲望を司る脳の「アクセル」部分は幼少期に完成する一方で、それを抑える「ブレーキ(前頭前野)」の完成は25歳〜30歳頃までかかるためです。いわば、アクセル全開なのにブレーキが効かない状態。この時期にSNSを与えてしまうと、依存を自力で止めることは非常に困難です。

世界で広がるSNS規制と、日本での向き合い方

オーストラリアでの16歳未満禁止や、フランスでの15歳未満原則禁止など、世界では法規制が急速に進んでいます。一方、日本ではまだ個人の判断に委ねられているのが現状です。スマホそのものを否定するのではなく、学習への活用は認めつつ、SNSについてはその構造的な危険性を親子で共有し、家庭内での「明確なルール」を設けることが、子どもを守る唯一の手段となります。