【必見】情報・プログラミングが大学入学共通テストに追加!重要な理由とは|情報Ⅰ②

2024年度より大学入学共通テストに情報という科目が追加されます。
現時点では情報の位置づけは未知数ですが、私が「情報は重要な位置づけになる」と予想する理由をお話しします。

①教科として導入

今回の情報は、科目としてではなく、教科として導入されます。

教科の中から細分化されたものが科目です。
国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語という科目と同格のものとして情報が導入されます。
今回の大学入学共通テストでは、情報を教科として扱い、7教科体制にしていくという大規模な変更になるため、国が情報をいかに重要視しているかが分かります。

②IT企業への就職人気や憧れ

高校生が将来なりたい職業として、プログラマーやシステムエンジニアが上位に入るようになりました。
IT系企業は高給なイメージがありますし、肩書への憧れもあるのでしょう。
今の子どもたちは幼少期からインターネットに触れているため、IT系の職業への憧れを抱くことは必然な流れだと思います。

最大の強みは、実社会で役立つ要素が強いということです。
今、活躍している企業・伸びている企業で、ITを利活用できていない企業は皆無でしょう。
企業において情報処理能力は必要不可欠な能力になっています。

③情報系の学部学科の新設

情報に力を入れていなかったこれまでの入試制度下だと、情報系学部を設置したとしても、入学してくる学生の情報系の知識はほぼゼロの状態です。
つまり、数学と英語で良い点をとれれば、パソコンを触ったことのない学生でも入学できてしまうということです。
このような状況で、大学4年間で高度なスキルを持つ人材を育てることは困難です。

しかし、今後は情報という入試科目が生まれることにより、大学側は大学共通テストでの情報の受験を必須にすることが可能となり、すでに高度な情報知識やスキルを保有した学生を募集することができます。
その結果、これから注目されるITやAIの領域が進化発展する世界の中において、最前線で活躍する学生や卒業生を輩出することが可能となり、大学の知名度向上や学生の人気度向上に繋がると考えられます。

この領域に力を入れて大学の強みにしていこうと考える大学は増えてくると予想されます。
その結果、大学による情報学部学科新設ブームが到来するのは間違いありません。