大学入試にプログラミング(情報)に向けて準備すべきこと|子育て・教育 ②

今回は、大学入試のプログラミングに向けてスクールに通う場合に、気をつけたほうが良いスクールをご紹介します。

知名度や店舗数だけで選ぶことには注意

知名度が高いとか、店舗数が多いとか、そういうスクールを選んだら駄目ということではありませんが、そういったスクールははずれのほうが多いです。

プログラミングスクールの場合、講師が圧倒的に足りません。
例えば、高校受験の中学生の塾で先生になれる人は、高校受験を経験した人です。
だいたい経験していますよね。
例えば、大学入試の予備校の講師になれる人は、大学受験を経験した人です。
多くの人が経験していますよね。

つまり、プログラミングスクールの講師ができる人はどういう人かというと、プログラミングを経験した人です。
数が足りませんよね。
だから、講師を集めることがすごく大変です。

もう一つは、プログラマーがわざわざ教育業界に入ってくるのは、珍しいことです。
基本的にプログラマーは高収入です。
特に、東京はものすごく高い待遇で仕事ができるのに、それを辞めてまで教育業界にこようという人は稀です。

そういった状況から考えて、1年で100店舗、200店舗と増えるということは、どう考えてもおかしいですよね。
箱は増やせても、先生の質が担保できない時点でかなり怪しいです。
つまり、急拡大しているところは先生の質が落ちやすいです。

講師を見極めるポイント

ただ、ちゃんとした志を持って、IT業界から教育業界にきたという人もいらっしゃいます。
だから、そこをうまく見極めてください。

プログラミングをしたら子どもにどういう力がつくのかという知識をちゃんと持っている講師かどうか、確認してほしいんです。
例えば「プログラミングをやると、なぜ論理的思考や問題解決力がつくんですか?」と質問してみてください。
そして、それをどういうふうに子どもに身につけさせるのかを知っている講師じゃないと、意味がありません。

流行っているからプログラミングスクールをやろうと独立した方や、フランチャイズでやっているところとか、未経験からできるとか、3日のみの研修とか、そういうところには気をつけてください。
見極める目を身につけてください。