「抜けた歯は縁の下?枕の下?」
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「抜けた歯は縁の下?枕の下?」
こんにちはNozomiでデザイナーをしている高橋です。
みなさんは子供の頃抜けた乳歯はどうしていましたか?
日本では、子供の歯(乳歯)が抜けたら丈夫な大人の歯(永久歯)が生えてくるようにという願いを込めて、屋根や縁の下へ投げるということが有名です。
実際に私も子供の頃はそうしていました。
ですが、先日食事中に子供の乳歯が抜け、じゃあ明日縁の下に投げようか...と思っていると、
子供が「これ、お金に変わるんでしょ?!」と嬉しそうに聞かれました。
それは外国の文化では...でも子供からすれば屋根に投げるよりお金に変わる方でいきたい。
よくわかります。
でもいくらだったかな?10円玉でも良いのだろうか..
そこで他の国では乳歯をどうするのか調べてみました。
【日本】
抜けた乳歯を、上の歯の場合には床下に、下の歯の場合には屋根に向かって縁側や窓などから放り投げることが行われる。
このとき、地方によっては、「ネズミの歯と取り替えろ」というかけ声を掛けて、生え替わってくる永久歯が丈夫であることを祈る。
これは、ネズミの歯が生涯伸び続けるという事実を元にしたもの。
【米国や欧州など】
歯が抜けたら大切にその日の夜まで保管し、子供達は枕の下へ歯を入れて眠りにつきます。
子供達が眠っているころ、Tooth Fairy(歯の妖精)がやってきて、お金と交換して持っていってくれる、という話が昔から伝わっています。
一説には、昔、北欧で初めて乳歯が抜けた時に報酬が貰えるという習慣があったそうで、乳歯の代わりにコインが置かれてるのはその話が由来……という説もあるそうです。
金額は家庭によって様々だそう。
【スペイン語圏諸国(スペイン、アルゼンチン、メキシコ等)やドミニカ共和国、グアテマラ、コロンビア、ベネズエラ】
妖精ではなくネズミがお金に換えてくれるそうです。
前歯が抜けたときは他の歯の時よりもたくさんお金をくれるそうです。
【台湾】
抜けた歯は上下関係なく屋根に放りあげる。
【韓国】
韓国でも上下関係なく屋根に投げますがカラスに持っていってもらうという風に伝えられています。
【中国】
上の歯は布団の下に置く。下の歯は屋根にのせる。
【コスタリカ】
抜けた歯に金メッキをしてイヤリングにする。
【エルサルバドル】
枕の下に抜けた歯を入れておくと、夜中にウサギが来て歯を持って行きます。
その代わりにお金をくれるそうです。
【ジャマイカ】
歯が抜けた夜、ゴロゴロウシという怖いウシが鎖をジャラジャラ鳴らしながらその子供と抜けた歯をさらいに来るそうです。
抜けた歯を缶に入れて振って音を出します。
うすればうるさくてウシはそばに来れないそうです。
【アルゼンチン】
水を入れたコップに抜けた歯を入れておくと、夜中にエル・ラトンシートという小さなネズミがやってくる。
そのネズミはコップの水を飲みほしてから歯を持っていくそうです。
そして、その代わりにお菓子やお金を入れて行ってくれるそうです。
【ブラジル】
抜けた歯を外に放り投げてこう言うそうです。
「小鳥、小鳥、かわいい小鳥。抜けた歯は加えて飛んでいけ。別の歯を咥えて戻ってこい」
でも小鳥はきれいな歯しか持って行かないそうで、しっかり歯磨きをしないといけないそうです。
【チリ】
抜けた歯はお母さんがペンダント、イヤリングにしてくれるそうです。
【カメルーン】
「悪い歯を持っていけ、いい歯を、持って来い」と言いながら抜けた歯を屋根に投げます。
そして家の周りを片足でぴょんぴょんと周るそうです。
【ボツワナ】
抜けた歯を屋根の上に放り投げて「お月様、お月様、新しい歯をください」と言うそうです。
【ナイジェリア】
抜けた歯を8個の小石と一緒に握る。
(男の子は合わせて9個、女の子は合わせて7個になるように小石を握る)
次に目をつぶって大きな声で自分の名前を言い、9まで数を数える(女の子は7まで)。
それから、「僕の歯を返してくれ!」と言って、歯と小石を投げて逃げる!
逃げるというのが大切だそうです。
【ウガンダ】
ネズミの通り道に抜けた歯を置いておく。
次の日には歯がお金に代わっている。
【南アフリカ共和国】
抜けた歯をスリッパに入れておく。
ネズミが歯を取りに来て、代わりにプレゼントを置いていくそうです。
【エジプト】
抜けた歯を紙に包んで太陽に向かってこう言います。
「お日様、お日様、ピカピカのお日様、水牛の歯をあげるから、花嫁の歯をくださいな」そしてお日様の真ん中をめがけて投げるそうです。
【モロッコ】
抜けた歯を枕の下に入れて寝ます。
翌朝、必ず日の出までに起きて、「ロバの歯をあげるから、ガゼルの歯と代えてください」と言いながら朝日に向かって抜けた歯を投げます。
そうしないとロバの歯がはえてくるそうです。
【トルコ】お父さん、お母さんがその子への願い事を込めて土に埋めます。
お医者さんになってほしければ病院の庭に、サッカー選手ならサッカー場に、大学に行ってほしければ大学の庭に埋めるそうです。
【マレーシア】
地面に埋めるそうです。
身体の一部だったから、土に帰してあげるそうです。
【フィリピン】
抜けた歯をヒミツの場所に隠して願い事を一つする。
一年後にその場所で抜けた歯を見つけることができたら、もう一つ願い事が叶うそうです。
国によって様々な風習がありました!
とても面白いですね。
どの方法で行くか、子供に話して選んで貰ってもいいかなと思いました^^