PC1人1台環境
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PC1人1台環境
インストラクターのまゆみです。
コロナ渦で“臨時休校”“オンライン授業”などのニュースが多く取り上げられましたが、
その中で「PC1人1台環境」というキーワードをよく耳にしたと思います。
実際の教育現場でオンラインをどのように活用し、今後どういった課題があるのか
『“コロナで気づかされた”1人1台環境が拓くICT活用の日常化と新時代の学び』というテーマでのパネスディスカッションを拝聴してきました。
パネリストは、以下の3人です。
- (独)日本学術振興会 顧問/内閣府 人工知能戦略実行会議 座長 安西 祐一郎 氏、
- 信州大学 特任教授/(一社)教育情報化推進機構 理事長 東原 善訓 氏
- 町田市立町田第五小学校 校長 五十嵐 俊子 氏
以前からICTを積極的に行っている町田第五小学校が、臨時休校中にオンラインで取り組んだ事例をいくつか紹介していただきました。
- 自分でスケジュールを立ててカレンダーを担任と共有
- Classroomの運営(最初は自由だったが自主的にルールを決めて運営するようになった)
- スプレッドシートを活用して情報共有(意見交換、質問)
- スライドを使った表現 …など他にもいろいろ。
オンライン環境という中で、子どもたちが学習者として自学自習し、クラスのみんなと時間を共有し、
情報モラルまで意識しているという現実にとても驚きました。
この驚きは、我が子の臨時休校期間のことを振り返って比較しての驚きも含まれています。率直に“差がすごい…”と怖くなってしまいました。
1人1台環境がもたらす新時代の学びとは、子ども自らが多様な情報から自分で選択・整理・分析し、協働して課題解決していく学び。
これにより先生方の役割、意識も変わってきているといえます。
教材や情報の共有、データの分析・活用により、事務作業の効率化や教育の質の向上が期待できます。
これは未来のこと?ではありません。すでに取り組んでいる学校があるという現実のことです。
しかしながら、自治体によるICT環境格差の拡大を感じずにはいられません。
教育委員会と学校の連携をサポートする仕組み、
そして、都道府県と区市町村の教育委員会が連携する仕組みを早急に整える必要があるのだと強く感じました。