デジタルテクノロジーは教育に何をもたらすのか①
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デジタルテクノロジーは教育に何をもたらすのか①
第11回教育総合展に行ってきました。
「EdTechが変える教育の未来~デジタルテクノロジーは教育に何をもたらすのか~」佐藤昌宏氏
佐藤昌宏さんのプロフィール
- デジタルハリウッド大学大学院教授
- E-ラーニングシステム開発事業を行う株式会社グローナビ代表取締役
- 一般社団法人 教育イノベーション協議会代表理事
- 内閣官房教育再生実行会議技術革新WG委員、経産省未来の教室とEdTech研究会座長代理など
教育改革に関する国の委員や数多くの起業家のアドバイザーなどを務める - 著書に「EdTechが変える教育の未来」(インプレス)
EdTechとは
- EducationとTechnologyを掛けた造語
- テクノロジーによってもたらせる教育分野の変化の総称
- 教育格差の解消、教育現場の効率化などへ高い期待を持たれているもの
デジタルテクノロジーを活用したAI・IoT・ブロックチェーンなどの最先端技術のみをさすことではなく、
既に安定期に入った汎用技術(アプリやソフト)を含みます。
公教育のみではなく、企業研修・リカレント個人の学び、胎教から高齢者教育まで含むものです。
つまり個別最適化とSTEAM化「教育がから学びへ」変わり、学びが「個別最適化」する教育のイノベーションなのです。
学びを手に入れるには、昔は学校に行く必要がありました。
しかし、今はインターネットで手軽にできるようになりました。
インターネットで手軽に学びを手に入れることができる今、教育を見直す必要があるのです。
「未来の教室」の3つの柱
- 学びのSTEAM化
- インプットからアウトプットへ
- 学びの自立化・個別最適化
- 1人1人に合わせた学びへ 学びの効率化
- 新しい学習基盤づくり
- デジタルを基盤とした「いつでも、どこでも 誰でも学べる」環境
テクノロジーはログに残る、カルテのようなものです。
一人一人に合わせた道筋を提供し、インプットからアウトプットへ、自ら時間割を作れる主体的学習者になる必要があるのです。
「習っていないからわかりません」から脱却し、「自ら学ぶ力」答えのない時代に対応できるアクティブラーナの育成するため、
教育から学びへ変え、学びを個別化することが必要です。
次回は、コロナショックから見えてきた教育の課題についてご紹介します。