油に注目!

こんにちは。Nozomiでデザイナーをしている高橋です。
皆さんの家には調味料油は何種類あるでしょうか?
一般的にはサラダ油やオリーブオイル、ごま油が多いかと思います。
私が今読んでいる本、「料理の意味とその手立て」著:ウー・ウェンにはその調味油の大切さについて書かれていました。
今までなんとなく味の違いくらいは考えても、調理用油を使う意味、味や使い方が食材にどう作用するか深く考えたことはありませんでした。

著者は中国家庭料理のクッキングサロンを主催している方です。
中国では油は料理の素材のひとつで、ごま油以外にもピーナッツオイルやコーン油、大豆油やヒマワリ油など沢山の種類が売られているそうです。
油は炒めたり揚げたりといったどちらかというと調理のための媒介として使用している方が多い日本では、そこまでたくさんの種類を料理ごとに...という方は少ないのではないでしょうか?
中国では油の旨味を出汁のように考えて使用しており、ごま油は炒めもの等で大量に..というよりは風味づけに少量を使用することが多いため調味料売り場に並んでいるそうです。
こんな所も日本と違う所ですね。

クッキングサロンで作った料理と同じ味がでない..という生徒さんは油をいつものサラダ油にしてしまっていたということがよくあると書かれており、油とつけば簡単に代用できるものではないということがわかります。
油は旨味、炒めものは何でも同じ油ではなく、食材とのバランスを考えて使用すると料理の美味しさがガラッと変わると書かれてありました!
美味しい油でどこまで料理が変わるのかとても気になります。

ちなみに著者のおすすめは太白胡麻油。
私もちょうど少し前から使用していますが、ごまを炒らずに生のまま搾っているので普通のごま油と違い香りがありません。
?サラダ油よりコクがあり、すっきりとした後味が特徴で素材の持ち味を活かす万能オイルとして、?ジャンルを問わず何にでも使えます。
この本にはまだまだ調味料や素材の特性を考える、料理の水分をコントロールする意味など家庭料理をする上で一度は考えてみたいことがたくさん書かれてありますので良かったら読んで見てくださいね^^