宮城県小学生プログラミング大会

子どもが短期間で飛躍的成長する方法

11/22(日)、宮城県小学生プログラミング大会の最終プレゼンテーションが東北工業大学で行われました。

Nozomiプログラミング&Webスクールからは2名が最終エントリーに残り、
その中で小学校6年生の山根志道君が優秀賞(第2位)となりました。
おめでとうございます!

最終エントリーに残った、もう1人の渡邉快人君も素晴らしい作品と堂々としたプレゼンテーションを見せてくれました。
本当にお疲れさまでした。
この大会を通じて改めて感じることは

『コンテストは短期間で子どもの成長加速度を飛躍的に高める』

ということです。

コンテストの作品は、子どもたちが自分の想い・アイデアを具現化するために、
試行錯誤と思考錯誤を繰り返して作品を作り、途中の困難においても自分で解決して期限内に完成させます。
プレゼンでは相手の立場に立っていかに分かりやすく説明するかという表現力を試されます。

まさに今、時代が求めている「思考力」「表現力」「問題解決力」が
短期間でかつ主体的に鍛えることができる絶好の機会と言えます。
さらに作品提出期限があるため、作品製作におけるTODOリストを作り、
優先度を考慮しなければならないため、時間管理能力も身につけることができます。
上記の成長は決してコンテストに入賞しなくても、身に付くことはお分かりいただけるかと思います。

第4回ロンドンオリンピックで当時のIOC会長が「オリンピックは参加することに意義がある」と言っていましたが、
コンテストに参加し、本気で優勝を目指して作品を作り続けることが子どもたちの飛躍的成長につながると私は確信しています。
さらにNozomiでは、製作する作品に一つ条件を課しています。
それは

「作品の中に社会貢献性を含めること」

山根志道君は宮城県の名所をゴミで覆い、そのゴミを分別して綺麗に掃除するゲームを作りました。

これにより宮城県の観光名所を紹介するだけでなく、
SDGsに基づいたゴミを出さないことの大切さや分別することの必要性を同時に訴えています。

渡邉快人君は宮城県の名産に関するクイズを出題するだけでなく、その名産に関する豆知識を紹介しています。

例えば宮城で有名な白菜は何でしょう?というクイズを出し、
仙台白菜と答えて終わりではなく「松島系品種の白菜は中身が白く柔らかで甘みも強い」
と紹介することで、クイズを答えた人に仙台白菜を食べてみたいと思わせるようにしています。

創造力は、自分が社会に対して何ができるかを問い続ける発想力でもあります。
つまり、自分の作った作品が誰かの役に立つという経験をすることで、
社会変化に対する感性を高め、その意識と感性の相乗効果で創造力を発揮して成長することができます。
まぁ子どもたちはここまで考えて作っていないとは思いますがw、
自分の作品が誰かの役に立つという気づきと喜びを小学生の段階で知ってもらえれば、
将来どんな大人になるんだろうと、末恐ろしく思いますね。