先生としての心構え

今日は、私が授業中に意識していることについてお話しします。

「先生」とはただの肩書きにすぎない

私たち教師は子供たちや保護者から「先生」と呼ばれる立場にあります。「先生」と呼ばれると気持ちが良いものですが、それが原因で時々、勘違いしてしまうこともあるのです。自分の考えが常に正しいと思い込み、誤った指導をしてしまう先生もいるかもしれません。

「先生」という言葉は「先に生まれる」と書きます。つまり、私たちは偉いわけではなく、ただ子供たちより少し先に生まれ、経験を積んだだけなのです。プログラミングを学んで失敗を重ねたからこそ教える立場にいます。ですから、「先生」と呼ばれることに対して驕らないように気をつけています。

教師は道案内役であるべき

教師とは「舵取り役」です。似た言葉に「コーチ」がありますが、コーチの語源は「馬車」で、人や物を目的地に運ぶという意味があります。教師やコーチは子供たちを頂上へと導く道案内役であり、道を誤ると子供たちは正しい目標にたどり着けません。子供たちは一生懸命努力を重ねますが、道案内役の間違いでその努力が無駄になってしまうこともあります。

だからこそ、私たちは日々、自分の教育や指導が正しいかどうかを確認し、常に勉強しています。子供たちが将来必要とする力をどう身につけさせるかを考えながら指導に当たっています。

子供たちの力を信じて導く

また、道案内するだけでなく、子供たちが自分で進む力やモチベーションを育てることも大切です。答えを教えず、失敗から学ばせるという私たちの方針は、子供たちが自分の足で歩いていく力を育むためです。

教師の失敗とは、子供たちを間違った方向に導くことです。それがないように私たちも日々勉強し、子供たちをしっかりと頂上まで導いていくことが使命だと考えています。ぜひ、私たちの教育方針を理解していただき、引き続き応援していただければと思います。ありがとうございました。