読解思考力講座①

今回は、新しくはじまる「読解思考力講座」についてのお話です。

読解思考力講座とは?

Nozomiでは速読解講座をやっていましたが、速読解講座をリニューアルして、読解思考力講座にしました。

なぜ読解思考力講座をやろうと思ったかをお話しします。
速読はトレーニングです。
トレーニングの意味・目的・やり方をしっかりと理解しないと身に付かないのですが、特に小学生の子は、それを理解するのが難しく、本来の速読のトレーニングが十分にできていないところがありました。
読解力が弱く、読解力を高めたいという子が非常に多いため、速読の前に、まずは読解力や思考力を鍛えたほうが良いと考えました。

速読は日本速脳速読協会が提供しているTERRACEというアプリを使ってやっていくのですが、アプリ代が毎月3,300円かかります。
それも負担になっていると考えたので、そのアプリ代がかからない「読解思考力講座」を用意しました。

読解思考力講座の内容

① 写経

今、速読解講座の一部でもやっていますが、新聞のコラムを丸写しして要約します。
新聞のコラムは、文章構成や文章作成のプロである新聞記者が書いています。
それを真似して書いてみることで、文章構成力が身につきます。
そして、それを要約します。
本を読んでインプットするだけではなく、アウトプットするということはすごく大事です。

② 語彙力ドリル

これも一部の生徒はやっていますが、1週間に1、2回、宿題形式でやっています。
僕たちは、宿題は強制的にやらせるものではないと思っています。
だから、本人の意思でやってもらっているのですが「やってもやらなくても良いよ」と言うと、やらなくなる子が多いんです。
やはり「この時間は語彙力を鍛える時間だよ」というふうに区切ってしまったほうが続くと思い、語彙力ドリルも講座の中に入れることにしました。

小学生・中学生で、それぞれ覚えなければいけない語彙力の単語が約1,000個あります。
1ページに10個くらい載っているので、まずは10個を覚えて例文を書くという作業をやります。
読解力の基礎は語彙力です。
いくら早く読めても、何が書いてあるか分からなければ読解ができません。
その語彙力を着実に高めていくために語彙力ドリルを用意しています。

③ 論理的思考力育成用課題

これは、問題文を見て、その問題に適した選択肢を選ぶというものです。
論理的に解釈して、本質が分かっていないと解けません。
選択肢をただ選ぶだけでなく「なぜそれを選んだのか」ということをちゃんと書いて説明をするというトレーニングをします。

最近の高校入試や大学入試を見ている方はお分かりいただけると思うのですが、最近は、国語だけではなく、数学・理科・社会・英語でも、文章問題が非常に多くなっています。
理科や社会の知識があるだけではなく、論理的に読み解けないと解けない問題が非常に増えているんです。
だから、論理的思考力育成用課題を用意しました。

これらの内容を45分でやっていきます。