主体性を失った子供たち。本来の学びの目的とは②
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主体性を失った子供たち。本来の学びの目的とは②
前回に引き続き、教育総合展にて拝聴した基調講演「これからの学校が目指すべき姿」についてご紹介します。
宿題を提出することが目的になっている
日本の教育は勉強時間をふやすことが目的になっています。
日本は家庭学習の時間が多いです。しかし、宿題をだせば出すほど、悪くなっていくのです。
そもそも、本来の学びの目的とは何でしょうか。
ほとんどの生徒は、×を飛ばして提出します。
しかし、自立した生徒は×だけをやります。
20問中18問はできるのに、全部やる必要はあるのでしょうか?
間違えた問題を、できるようにするという努力ができていないことになります。
これでは、「基礎学力を身に着ける」という目的が、
「宿題を提出する」という目的になってしまいます。
「宿題を提出する」という目的にとらわれ、
「自分で何が必要かを考える」、タイムマネジメントが必要だという機会を奪っているのです。
学びの目的
- わからないをわかる
- 聞く
- 調べる
- 繰り返す
これが学びの目的です。
板書、ノートの取り方が大事なのではありません。
書くのが苦手な子、聞いて覚える子。
学びのスタイルはそれぞれ異なります。
自分に合った学び方を見つける、それが学校です。
既に既存の学びは腐敗しています。
新しい学び方がたくさん増えているからです。
つまり、個別最適化を図り、
「画一的な教育から多様的な教育へ」変化する必要があるのです。
今掲げている目標は、そもそも目標としてふさわしいのでしょうか?
全員にとって、なにが一番大事なのでしょうか?
最上位の目標ができれば、それを解決するために、一つ一つ課題を見つけ出し、それを改善するために、全員が当事者となって話し合う。
当然、対立もでてきます。
みんな違っていいのです。
違いを認め、他尊重する。
最上位の目標の実現に向けて、粘り強く対話をすれば、必ずみんなから合意を得ることができます。
全員が当事者になって解決していくことが重要なのです。