「メールを使う上での注意点は?」小学生から学ぶインターネットの知識

電子メールは手軽で便利ですが、もちろん、注意点もあります。
今回は「電子メールを使う上での注意点」についてのお話です。

迷惑メールが送られる原因はメールアドレスの仕組み?

メールアドレスは2つに構成されています。
nozomi@docomo.ne.jp(アカウント@ドメイン)

@の後ろのドメインの部分は「docomo.ne.jp」「au.com」など携帯会社によって決まっていて変えることはできません。
@の前のアカウントの部分は、個人によって違うものなので「nozomi」を「miyuki」や「naomi」と変えて送ることができます。

つまり、アカウントの部分をランダムに変えてメールを送信することができます。
電子メールは簡単に送れる分、無作為に送れるということもあり、昔から「スパムメール」や「迷惑メール」が問題になっているんです。

最近はメールを使わずにLINEを使う人が増えていますが、その大きな原因には、迷惑メールがあります。
LINEは、知らない人からいきなりメッセージがくることはありません。
もしもあっても、ブロックすればOKです。
メールに比べて、迷惑メール(トーク)が少ないということが、LINEの大きな特徴だと思います。

送信ミスで大きな損害が生まれることも…!

電子メールを使う上で気をつけなければいけないことは、手軽に送れる分、送信ミスが多いということです。

先日、私にも送信ミスのメールがきました。
取引先の人が上司に送ろうと思った「会社業績」のメールを、私に間違えて送ってしまったようです。
もしも、これが「お客さんの個人情報」だったとしたら、大問題になってしまいます。
これが、よく言われる個人情報流出です。
個人情報流出によって、会社としては大きな損害になってしまうことがあります。

私が前に勤めていた会社でも個人情報流出があり、1カ月、全員の業務が止まるくらいのリカバリーが必要になりました。

電子メールは、一瞬で送られてしまうので、送信ボタンを押してしまったらやり直しができません。
メールを送る時には十分気をつけましょう。

最近は、会社で「メールを送る時には○○に気をつけよう」「こういう文面にしましょう」
「こういうところをチェックしましょう」という研修をします。
皆さんも研修で習うことはあると思いますが、事前に知っておいて損はないので、しっかりと勉強しておきましょう。