「インターネット上の住所IPアドレスについて」小学生から学ぶインターネットの知識

今回は、インターネットの専門用語を分かりやすく説明します。

「IPアドレス」「URL」について

Googleはどんなサービスでしょうか。
「世界中のあらゆる分野のおすすめの場所を知っている、観光案内所である」と例えてみましょう。
Googleで「仙台 プログラミング」と検索をすると、トップに「Nozomiプログラミング&Webスクール」が出てきます。

それでは、観光案内所であるGoogleに教えてもらったNozomiに行きたいとします。
もし、リアルな観光案内所だったら「道順」「連絡先」「電話番号」「住所」などを教えてくれますよね。
そして、その場所に行くことができます。

Googleも同じです。NozomiのWebサイトの住所を教えてくれるという構造です。
インターネット上の住所のことを「IPアドレス」と言います。

例えば、NozomiのWebサイトのIPアドレスは「49.212.198.107」です。
4つの数字の塊からなっているものが住所の代わりになるんです。
ただ、この数字はあまり見たことがありませんね。
この数字は、世界で1つしかないアドレスなのですが、これを分かりやすくしたものが「URL」です。

NozomiのURLは「http://nozomi-school.jp」です。
このように、人間は数字よりも文字のほうが覚えやすいですよね。
だから、URLをIPアドレスに変換する仕組みになっています。

「IPV4」から「IPV6」の時代へ

「49.212.198.107」このIPアドレスは世界に1つしかない、Nozomi専用の住所です。
この4つの数字のパターンで約43億個のアドレスがつくれます。
凄く大きな数字に思いますが、全世界で43億個と考えたら少ないと思います。

インターネットの爆発的な普及により、43億個のアドレスを使い果たしてしまいました。

では、どうするか。

桁を増やすとパターンも増やせますよね。
IPアドレスも桁を増やして、割り当てられる数を増やそうという仕組みの変更が行われています。

現在の「IPV4」というバージョンから「IPV6」というバージョンに変わります。
この変化でどの位のパターンのアドレスが作れるかというと、天文学的数字のIPアドレスが割り当てられることになります。
事実上、無限大のIPアドレスが出来ることになります。

IoTにより、物とインターネットが繋がる時代になると、1つ1つの物が住所を持つようにならないと、サービスは広がりません。
IPV6になって無限に住所が持てれば、IoTの時代でも都合が良くなります。
このような変化も凄く大事なので、しっかり覚えておいてください。